第8話 進捗管理2
いろいろ内省してみた結果、
物書きが進捗管理をするにあたり肝に銘じないといけない点は
主に2つあります。
・継続的に書くこと。
・計画的に書くこと。
前者はそらそうよって話です。たぶん物書きの100人中2000人が同じこと言います。
では後者は継続性となにが違うのか。
自分はいつも肝心な事柄を失念しながら進捗管理してはしくじってきました。
予定通りにプロジェクトを進めたいなら、
まずは同時並行で進めるプロジェクトの数を絞れって話なんですわ。
具体的には、「3プロジェクト(3作品)」で収められるようにしたい。
カクヨムで毎日更新してた時期も、3作同時連載は
かなり厳しかった記憶があります。(てか毎日更新なんかしたことない)
なら、カクヨムを離れて、戻ってきた今は?
・新人賞に応募する用の作品
・カクヨムで連載する用の作品
・同人活動の作品
9月に入って、もう最大値抱えちゃってます。はいしくじってますね。
セルフマネジメントクソヘタ野郎! と最初は落ち込みましたが、
そもそも、物書きが計画的にプロジェクトを進めるのは
そのくらい難易度が高いことなのかもしれません。
特にプロ志向の方で、今の私と同じジレンマに陥ってる物書きは
案外多いんじゃないでしょうか。
カクヨム内だけでいくつ、欲張れそうなコンテストが転がっていることやら。
さて前回、「プロジェクトは週単位で進めるんやで」という
脳内会議の結論が出てきましたが、
週単位でスケジュール管理する大きなメリットのひとつに
「休める」という点があります。
ほとんどの物書きは(プロアマ趣味問わず)兼業作家でしょうが……、
皆さんに、果たして「休日」なんてものがあるのでしょうか?
自分は今年、丸1ヶ月オフ日がないという
地獄スケジュールを経験しました。
「オフ=なにも予定がない=執筆という予定ならある」という
思考回路を長らく持ってきましたが、
あの月に限ってはなにも予定がないという日が存在しなかったので、
執筆という予定がそこに加わることにより、
毎日生きてるだけでここまで圧迫感を抱かなきゃいけないなんて……と
今にして思えば相当しんどい月でした。
仕事と執筆を何年も両立している、世の兼業作家は
もーそれだけですげえなって思います。
書籍化したいし新人賞受賞したいし、
作家としてちゃんとデビューしたい気持ちはある一方、
末長く書き続けるためにはワークライフバランスを
(もちろん執筆も「ワーク」と捉えた上で)ちゃんと意識できる
人間であれたら嬉しいなと次第に考えるようになりました。
理想は……週に1日は休肝日ならぬ「休筆日」をつくれる物書きでありたい。
サボった結果の休みという意味では決してなく、
仕事をしなくていい日が、書かなくていい日が初めからあったほうが、
心にも身体にも余裕が生まれて良い文章が書ける気がする。
……まあ時として、余裕がない方がアイディアを捻り出せる場合もありますが。
精神統一されていない時間に書いた文章は
やっぱり乱れておりますので。
最後に業務連絡。
ようやっと「こえけん」応募作品を公開します関係で、
12日(木)まではこちらの連載をお休みします。
更新再開は13日(金)18時の予定です。
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