第4話 アングラ
カクヨムの仕様変更で「更新スケジュール」が
視覚化されるようになったの、ありがたい反面おそろしいですね。
「毎日更新! 完結保証!」というお決まりな宣伝文句に
責任問題がより強く生じた気がします。
ちなみに、議事録は当初の予定通り
1週間(9/7まで)は毎日18時の更新です。
さて、「アングラ」と「アングラ小説」は微妙に意味合いが違います。
前衛的・実験的な取り組み全般のことを
アングラと指す場合が多いので、
反社会的思想を持たない、反社会組織にスポットを当たらない作品は
アングラではない……とは、特段見なされません。
自分も直近で、アングラ小説になりかかったライトノベルを書きました。
殺し屋っぽいものに従事するヒロインや、マフィアが登場する
「裏社会」を中心に進んでいく物語です。
(フォロワーの皆さん、作品をうっすらと覚えてくださってますか……?)
なりかかった、というのは、あくまでも自分は商業出版で通用する
(ライトノベルの新人賞に応募してるからね)
物語を書いたつもりでいますので、確かにアングラは書いたけど、
アングラ小説は書いていないつもりなんです。
その作品単体の是非は新人賞の結果待ちなので
まだなんとも言えませんが、
カクヨムに置いてある過去作を眺めると、自分ってつくづく
「アングラ作家」だよなあ……と無自覚を自覚します。
単に数字の問題だけじゃなく、市場で求められているキャラクターや
ストーリーラインが一般向けにチューニングされていないのです。
じゃあアングラ小説はいけないのか、という話になってしまいますが
ここで参考にしたいのは、
アングラな音楽を提供し続けているはずなのにファンが増えた結果、
「アングラ音楽」扱いされなくなった(むしろ覇権取ってる)
米津玄師、大先生です。
新曲「がらくた」MVに、「マイノリティのくだりの歌詞が秀逸」という
コメントが挙がっています。
彼の音楽性と彼というアーディストの変遷を
ずっと追いかけては感銘を受けてきたタチなので、
自分の中にあるアングラな側面はいずれ作家としての
強い武器になると信じ、感受性をひたむきに磨いていこうと思います。
流行りものやロングセラーな物語には
いつだって、アングラを挿し込む余地が残されているのです。
めげるなカクヨムのアングラ勢。
(率直に申し上げて、自分の周りにはアングラな物書きが多い印象。類は友をなんとやらってやつかな。笑)
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