第4話二つ目の謎
「謎を二つも解けたんだからごほうびは二つあげる」
そういってくれたのは如月三久の変装をしていた人だった
「あと改めて自己紹介もせんとな」
夜桜太陽の顔を真似していたやつはそういって椅子から立ち上がる
「おれの名前は日野森 太陽(ひのもり)だ」
顔をベリベリとはがすと顔が変わっていくそれを気にせず喋る日野森太陽を見ていかれていると思う
「やはり暗号学園ってスパイの学園なんですね」
「ええ暗号が中心なだけで色々なスパイに必要な能力を教えてもらえるぜ」
やはりこの学園なら俺が知りたいことも全て知れるかもしれない
「でもそんなことこの学園の紹介には書いてませんよね」
「そりゃスパイですなんて堂々といえないだろ」
「確かにでも試験に暗号以外ないよなそれはなんでだ」
「最初の試験が入学試験なだけでそれ以外にもたくさんあるからな」
「それはどういう」
如月三久に化けている人が説明を加えてくれる
「暗号が中心の学園にとって暗号以外は添え物ってことよそれに他にも試験があるからそこでおとせばいいだけだし」
説明を加えてくれたあとはまた日野森太陽が話す
「もしも暗号だけ得意な人はどうなるんだ」
「少しだけ免除される」
「少しなんですか」
「ああ卒業したところでそんなやつ生き残れないからな」
「なるほど学園については分かりましたそれじゃあごほうびってなんですか」
ようやくというべきか如月三久に化けていた人は嬉しそうに顔をベリベリと剥がしながら喋る
「私の名前は柊結香よろしくねそれでごほうびだけど本物の如月三久の居場所を伝えるのと」
「本物の如月三久の居場所ってなんの話しですか」
「本来これはあるはずのなかった試験よ」
「どういう」
「如月三久が誘拐されてそこを私たちは助けたそこで三人ペアの試験があることを思いだし面白そうだから作ったのよ」
「じゃあ俺だけの特別な試験ってことですか」
「ええそうよだからいわば違和感のある謎も二つ目の試験といえるわね」
「じゃあ俺だけ四つもあるのかよ」
「いいえ五つよ」
「は?どういう」
「山田猛あなたは今から如月三久を助け出しなさい」
「マジですかあれ?でも如月三久が持っていた紙はなんですか」
「あれも偽物よ」
「マジでじゃあ二つとも偽物じゃん」
「ええそうねだから三つ目の試験を今からこなしてきなさい」
「はい……いやまってください如月三久の居場所を伝えるのとって言いましたよねとってなんですか」
「ちっバレたかそれは私がなんでも言うことを聞くってやつよ」
俺は柊三久の姿を見る
スラリとした体型に真っ白な肉体と赤色の長い髪
そんな彼女を俺は好き放題できるだと
最高じゃないか
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