*閑話①[引きこもり。]

お使いから戻った時の事。

僕はある疑いを持っていた。

今まで自分の人形姿を見たことが無かった。

もしかしたら…

早速疑いを確かめるため僕は

あるものを探すそれは鏡だ。

そして見つけた鏡で

自分の姿を見,驚き恥ずかしくなってしまった。

鏡に映っていたのは少女だった。

髪が肩より長く淡い紅色。

村で見た人たちより背が低い。

嫌な予感は的中していた。

「僕,男子って伝え忘れてたか?」

呟くもののコランは別の部屋きっと聞こえないはずだ。これから作ってもらう冒険用の人形では

もっと背を高く,男子らしく作ってもらおう。

かっこよく…そして人間らしくして貰おう。

そうでないと怪しまれる。

口調と姿があっていなさすぎる。

恐らくコランは所長を待ち

外にずいぶんと出ていなかったのだろう

他に人間との相違点が人形にあるかもしれない。

「あの引きこもりめ…。」

コランは別の部屋…(以下略)

人間についての本,読むか。

そして僕は本棚を探しに行くのであった。


*****

一方そのころコランは

「っくしゅん」

何故か出たくしゃみ何年ぶりかしら。

それはそうと作業に戻ることにした。。


今回の挿絵

https://kakuyomu.jp/users/banmeshi/news/16818093084939348831


+++++

おまけ

お仲間の宝石視点のリト


「リトが人形になったらしいけどどんな姿なんだろうな?。」

「ここから動けないから見れないのでは?」

「そう?その内見せに来ると思うわぁ,気長に待ちましょ」

噂をしているとご本人の登場だ

『皆聞こえるか,どう?かっこいいだろ?。』

「「!」」

「滑稽スギル。」

「あらあら可愛らしい事。」

皆,笑いを堪えている。何故か?

リトが可愛らしい少女姿だからだ。

薄紅を基調とした衣装と言い。

とても男子とは思えない。

「「っwww」」

遂に吹き出し笑い出す者まで現れた。

当の本人はと言うと。

『ん?聞こえてない?,まいっか』

我々の声が聞こえないのかリトは

一通り我人形姿を披露すると去って行った。

「この勘違いいつ気づくんやろなぁ?」

「「さぁ?」」

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