白海と河子
白海は兄とは違い布団をたたみ、一旦解けていた髪を綺麗にし、寝巻きを脱いで、服を着て(よし!)あーいい気持ち〜!(いい気持ち〜!)「だろ?」(だれ?)耳まで真っ赤の白海は河子。
「横いいか?」(コクッ)二人して縁側を座る。
長く座るが会話ができん河子であった。もちろん白海だが。
「あっ⁈そうだ、聞くことは出来るんだよな?」河子は白海に聞くと大きく(コクッ)と笑顔になる。
「じゃあ、早速聞いていいか?」
(コクッ)
「水の上で浮いてたよな?あれは訓練したのか?」河子は白海に聞く。
すると(めっちゃめっちゃ難しかったよ!)白海はボディーランゲージで喋ったが
「めっちゃめっちゃ難しかったと言いたいのか?」
(コクッ、コクッ)とまた白海は喜ぶ。
「そうか、わかった。じゃあ次の質問」
(コクッ)
「それらは自分で編み出した技か?」
(コクッ)と白海は言い、足を見えないぐらい地上で回した。
「すっげぇ〜」河子は降りて白海の足を見た。
「そりゃ、凄いはずだ。
「なるほど、だがこれじゃ水を操れない」河子は白海にダメ推した。だが白海自身ダメだとわかったいたが、どうすれば良いのか白海自身分からずにいた。
「白海自身ダメなのはわかってるな?」
下を向きながら(コクッ)と白海は答える。
すると「水柔術と水空手と習って見ないか?」(〜でも、それ攻撃でしょ?)白海はパンチの格好をする。
「ん?パンチ?もしかして攻撃じゃないのかっと思い込んでない?」河子は白海に質問すると(コクッ)
「あははは!違う違う!」河子は白海を(パッチンー)と白海の背骨が反るぐらい(ヒ〜)泣きそうになる。
「これは『護る』んだよ?攻撃する方を利用して、その隙に『バシッ』と今だったら顔面攻撃をする」河子は見えない相手を倒す。見えないって言うが、このレベルは見えるのだ!
「まぁ、まずは飯だ!」
(コクッ)と二人は振り返ると「ご飯食べよう」ウメ達は途中聞いていたのだ。
「さぁ、飯をたらふく食べて、修行せなぁ〜、あ、待って⁈ウメは食べ過ぎな!」豆子はウメを注意し、河子と白海はたらふく食べた。そしてすぐに両方から茶碗を差し出してきた。
「二人共、たらふく食べなって言うたけど、まだ朝やで?まぁ入れるけどな」豆子か二人共の茶碗を入れさせてすぐに食べる。
それを見たウメは(ゲップ)としながら泣きながら茶碗を差し出す。
「イヤイヤイヤ、もうおしまいや。どこから負けず嫌いやねん」豆子はウメを止めたところ気絶した。
「櫻。片付けしとくから白海も見とき、恐らく負けず嫌いやから」豆子は食器を持って行く。そう、ウメも負けず嫌いだが白海も負けず嫌いの可能性を大きく持っていたのだ。
まず最初は朝食。ウメ同様、白海も心の中で戦いは始まっていたのだ。
二つ目は一番で朝食を完食。もうここまで来ると負けず嫌いだろうな。
二人は道着を着用して
(お願いします)と白海は礼をする。
「では、空手の型を教える。ハッ」河子は中腰から(ハッ)と言いながら右拳を出しているではないか。すると後から(パンッ)と音がする。
(えっ⁈)驚愕した白海はペタッと後ろ向きに転んだ。
「ふっふっふ〜、二日酔いじゃない私の姿、驚け!」河子は鼻高くして威張る。
「おっ?修行か?」隠神刑部は小さく化けて言うが白海は「オィオィ、どこへ行く」白海は無意識に小さなモフモフを触ろうとしてた。
(はぁ⁈ごめんなさい)白海は河子に謝って稽古をする。
「そう、空気を越える速さで右拳を出すと後から音がなる。やってみな」
白海は右拳を出したが全然音が鳴らない。
「違う!いいか(ハッ)と言いながら右拳は出てるんだ!やってみな」河子は厳しく白海に言う。
すると白海は右拳を出すが「ここが入ってない!」河子は中腰を言う。
(コクッ!)白海は力強く納得して中腰から右拳を出すが音は鳴らない。
すると「右拳、左拳と音がしなくても続ける!人間は一生賭けても辿り着かない、そう言う部類よ?やる?やらない?」河子はだんだんと厳しいく言う。
が(いいえ、やります!)首を横に振り、白海は力強く中腰になって右拳、左拳と延々と出していく。
昼食が終わったらまた稽古。夕食が終わったらまた稽古でお風呂で会ってもイメージトレーニング、そして疲れて寝る。
「河子。ちょっといいかしら?」夜空を見上げた河子をウメは櫻の肩を持ちながら聞く。
「どうぞ?白海のことかな?」河子はウメと櫻を空けて座らせた。
「うん。河子さんは白海ちゃんに対して厳しいと思うの?」ウメは河子の教え方について疑問を持つ。
「待って待って、ウメちゃんは白海の事を才能ないって思ってるやろ?」
「そうは言ってない、と思う・・・」だんだんと声を小さくして「どうなん?河子さんはお笑いなどやる明るい人やのに、修行。とくに白海ちゃんには厳しいなぁ〜と」
すると「ハハハハ!おもろいなぁ、ウメちゃんは!」河子は大爆笑。
「ええか、ウメちゃん。白海はな、人間は一生賭けても辿り着かない、そう言う部類やねん!それを成し得る者になるかも知れへん、言うたら天性!」河子は上を見て語る。それを密かに寝てるフリをしてる白海は噛み締めて泣く。
「そうか」ウメと櫻は立って櫻は
「でも、白海に言うたらアカンで?」
「わかってる」ウメも白海がどこまで進めるのか楽しみになる。
「じゃあ、私達も寝るかな?明日も稽古だし」河子も寝につく。
それを聞いた隠神刑部と豆子も笑い、スッと消える。
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