雷神・風神

 「こ〜の〜や〜ろ〜う〜」岳はもう入り口に入って蹴る動作を見せるが玉は酔っていて(ドゴーン)と玉は大きくなった尻尾を岳に見事ヒットして(ふにゅう)

 そのまま(えっ⁈)山口霊神社からぶっ飛ばした。

 「あれ⁈なんか吹き飛ばしたか?」べべロケの玉は記憶ない。

 「玉⁈そんなことより呑もうぜ!」太郎もベベロケになる。

 「(ウメさん、お兄ちゃんの声が聞こえたような・・・)と仰れてます」ウメは白海の通訳を言うが

 「そう?だよね?」一応ウメに聞く。

 (コクッ)

 「何?どれ〜」櫻は酔っている妖怪を避ける。

 「居ないぞ」櫻は階段を覗いたが

 「白海ちゃん。本当に岳君の声を聞いたの?」ウメは白海に聞くが

 (ん〜⁈確かに聞こえた気がするのだけど。うんうん、気のせい!ごめんなさい)白海は皆んなに謝る。

 「白海、別に謝ること違うよ?」後から河子も参加して「美味い物だべよや〜、白海にはどんな練習してたのか?」河子はニコッと笑い(コクッ)白海達は山口霊神社に戻る。

 (ワィワィ、ガヤガヤ)と盛り上がり、楽しそうにしてるが

 (こ〜の〜や〜ろ〜う〜!)と遠くに聞こえた。

 「何?なんか聞こえやん?」真っ先に聞こえたのは豆子だった。

 「(お兄ちゃんが来た!)って!」ウメと白海は岳の声のする方で向かう。

 「ちょっと待ち〜な〜」櫻と河子と追いかけて行く。

 すると岳は階段を猛スピードで登り、白海達を目を止めずに目を真っ赤で怒り、玉を目掛けて「こ〜の〜や〜ろ〜う〜!ボケ〜!」ドロップキックをかましたが、玉はフラフラとまさかの交わす。

 この時、時間がスローモーション。

 「あっ⁈」(あっ⁈)と驚愕の、なんならこの後どうなるのか?っと思ったのは女性陣。

 「えっ⁈」と岳は玉に交わされた矢先、その先隠神刑部、または高林坊だと多少の拳骨で済むものだ。

 (ピューードゴーン)その先には豆子だったことだ。辺りな静かに、だたその後の鬼。イヤイヤイヤ、鬼では可愛いものだ、笑うから。

 般若はんにゃだ。般若(豆子)がゆっくりと目を覚まして

 「誰だ〜、やったのは〜」般若(豆子)もとい豆子はゆっくり、(ドスッン)だだしっかりと足を鳴らして見る。

 「まぁまぁ」笑いながら言うのは天狗一族の高林坊。

 「・・・はぁ?」般若(豆子)は高林坊を踵落としで高林坊の顔が見えなくなる。

 そう、絶対に怒らせてはいけない、般若(豆子)を呼び起こしてしまったのだ。

 (ドスッン、ドスッン、ドスッン)と床に穴を開けながら岳のところに止まった。

 無言をずっっっっと続けて岳もピクリと動けない。ようやく言い出したのは「お前、やった?」般若(豆子)はこっちを見ずに言う。

 「・・・ハ」と言おうと瞬間、(ドゴーン)と頭を床にねじ込む。

 (もう終わり?だよなぁ?)コソコソと狸妖怪二匹はどんどんと逃げる準備をしたが

 「どこへ逃げる?」般若(豆子)は睨み殺して言う。

 すると(ゴロゴロ)と落雷は降り、(ビュ〜、ビュ〜)と急に風が吹く。

 「隠神刑部!まだ神にならないか?」風神と雷神は隠神刑部に誘う。

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