白い悪魔

 「これはついてるぞ、白海!」(コクッ)岳と白海は冷や汗を掻くが、喜んでいた。

 「ついてる?アホかボケ、仲間の傷。どう落とし前つける、選べ、殺さん程度に殴られてるか、戦って殺さん程度に殴られてるか」隠神刑部は笑いながらも目が充血してて怒髪天。

 「まぁ、待てよ白い悪魔」岳は言う。

 「白い悪魔?」

 「白い悪魔の隠神刑部、大妖怪中の大妖怪。これを手柄としてなんとする?」(コクッ)岳と白海は構え、一瞬で隠神刑部の懐へ行く。

 「速い⁈」隠神刑部は驚く。しかし大妖怪中の大妖怪、難なくかわす。

 すると「今度はこっちの番だ」隠神刑部は炎舞『火の鳥』口から吐く物は火の鳥。岳と白海は交わすが(ピー)百八十度回って攻撃する。

 「『火の鳥』から逃げ切れたら、そうだな相手をしよう」隠神刑部はじっと二人を眺めてたが

 「それは大変だな!じゃあ『火の鳥』を使って隠神刑部、本体をやるぜぇ!」岳と白海は隠神刑部本体を狙う。

 だが「面白い作戦だ、が、幼稚な作戦だ、妹は喰われるぜぇ?」隠神刑部は『火の鳥』を使って白海を狙う。(くっ)白海は『火の鳥』を明らか狙うが「くっそ!白海?」(ダメ!里の長をやれると言うことを見せるのでしょう?)岳を離して(行って!)白海は『火の鳥』惹きつける。

 「ほう〜、兄を助けるために自分は犠牲になるか。だがな」隠神刑部は『火の鳥』を(パチッ)と指を鳴らして白海を追いかけていた『火の鳥』を一瞬で消えた。

 「何⁈」(何⁈)岳と白海は『火の鳥』を一瞬で消え「さぁ〜、おいたの時間だ」隠神刑部は尻尾を出して、「剣舞『針鼠はりねずみ』」尻尾が針鼠の様に変わって岳を襲う。

 (ガギーン、ガギーン、ガギーン)と岳は針鼠の様に変わって行くのではなく回転しながら岳を襲って「クッソが〜」

 すると(ガギーン)回転が止まる。

 「こいつ、隠神刑部の顔を傷つけるじゃね〜か、白海?漢の顔に傷をつけるとは覚悟してるってことだよな!」隠神刑部は凶々しいオーラを出した。

 そう白海、兄の岳を守ったのは妹の白海。

 (殺さない、殺さない、殺さない)口が喋れない白海はガタガタと震え出す。

 「こいつ、喋れないのか?」血が出ているところペロッと舐め聞く。

 「そうだ!『喋れないから忍びに向いてない』と里の長が言い『こいつは両手がないからなぁ』と里の長達は影で言うから白海と一緒に里を出たのだ!」(コクッ)

 「なるほどなぁ。だが妹よ、何故兄を守ってる・・・・・・?」隠神刑部は唐突に言う。

 「はぁ〜⁈白海に守ってるだと?白海をこのオイラが守ってるんだ!」岳はちょっとイラついた。

 だが「妹よ、兄より優秀なのに兄に守られてるから、大妖怪の隠神刑部を軽くあしらうのだ!それか気がついてないだけか?」隠神刑部は鼻で笑う。

 (・・・・)

 「まぁいい、うずらバカ兄弟。こっちもな暇じゃない、そろそろ出て行ってもらお・う!」巨体な狸が猫の様に(スル〜スル〜)としなやかに木々を交わして一瞬で岳を詰め寄る。

 剣舞『針鼠』スルスルと伸びて「ギャャャァ」岳は喰らい、(お兄ちゃん⁈)(スル〜スル〜)としなやかに木々を交わして白海(クッ)なんとか防ぐ。

 「こいつは知ってるか?術はないっぺんに色々使えるんだぜぇ、妖怪は!炎舞『火の鳥』剣舞『針鼠』」隠神刑部は白海を追い詰めて「油舞『ぬかるみ』」白海は(あっ⁈しまった⁈)と足を滑らせ、足の見たその瞬間(バッ⁈)前を見たが『火の鳥』と『針鼠』はもう(ダメ、ごめんなさい)白海はポロッと泣いた。

 その瞬間、隠神刑部は攻撃を止める。

 「隠さん〜!ダメ〜!」

 「ひぃ〜!」玉に乗ったウメは走りながら止めたのだ。

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