明智光秀の娘

 「ぅん〜、ここはどこ?」

 「おぃ、昼前だ」ウメは隠神刑部が寝てると動けずにいたが

 「ここは・・・・」

 「本堂だ、昨日ウメが騒ぎ偉いめちゃくちゃになったんだよ。覚えてないのか?」

 「う〜ん、話?」

 「そう話だ!」隠神刑部は(「えっ、ウメちゃん隠神刑部好きなん?」「誰とは伏せますが、ちょっと気になるなぁ〜と」モフモフとかいいし、漢らしいし、可愛いし、隠してることも言わないし」「私は明智光秀、ウメじゃあ!」「寝たいと思うのじゃあ?どう思う?」「寝たらいい?寝させて下さいだろうが、アンポンタン!」「良かろう、じゃあ皆さま、おやすみなさいませ〜、トゥー」)と想像してたらウメにも伝わって段々と顔を赤くし「穴があったら入りたい」顔を疼くめて言う。

 「まぁ、なんだ。嫌なことを吐き出せ」

 「すみません、、、吐きたいです」

 「はぁ⁈」(レロレロ)「あっ、げろんちょしてるやんけ」

 「起きたー⁈あ、買い物を行こうかな⁈」豆子はニヤニヤしたが

 「違う違う⁈吐いてあるねん⁈手伝え!」隠神刑部は豆子に怒る。

 「ごめんごめん。それじゃあ味噌汁作るな」豆子は去っていく。

 「ごめんなさい」

 「吐くなよ⁈」

 「違うの⁈色々ごめんなさいってこと」ウメはプクッとほっぺを膨らせて、ちょっぴり怒る。

 そしてしばらく黙っていて俯く。「私は明智光秀の姫の末っ子ウメなの」俯きながらウメは言うが

 「おぅ。それで?」隠神刑部はどうかしたかっと言う様に言う。

 「それでって、わからない?明智光秀の姫なのよ?」

 すると(ボリッ、ボリッ)と掻いて「ん〜、それが人間だと凄いことなんだろ。妖怪だぞ、そんな普通の人間如き・・相手にせんよ」そう、隠神刑部達は妖怪。

 ウメはポロって「うぅ〜、うぅ〜、ぅえ〜ん〜、良かったよ〜!嫌われるんじゃないかと」ウメはポロッポロッ泣いて、一枚隔てて豆子と櫻も泣いた。

 「よし、行くぞ⁈」豆子と櫻は気合を入れてが、ウメの顔は酒開けと涙と相まって「ウメちゃん、顔がパンパン」櫻は優しく笑った。

 「ハイ、料理を作ったよ。しじみ汁!」豆子は作ったしじみ汁を渡して「熱いからね」

 「ありがとうございます」(フー、フー、)「熱い!でも、美味しいです。しじみ汁は何かあるのですか?」ウメはフーフーしながら聞く。

 「しじみ汁はよく飲むよ、ウチは飲めへんけど。ほら来たで?」豆子は玉と太郎を呼ぶ。

 「はい、しじみ汁やで?二人共いるか?」

 「いる〜」二人して飲んだ。

 そしたら「誰?」玉と太郎はウメの顔を見て言う。

 (〜かぁ)「ウメです!そんなに顔変わりましたか?」

 「ウメさん⁈ご愁傷様です!」玉と太郎は敬礼して

 「玉ちゃんと太郎ちゃん、嫌い!」ウメは隠神刑部の毛にグルグル巻きに巻き込んで目以外顔を出さなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る