タイトルから何となく読みやすそうだと思い、実際とても読みやすい作品でしたが、それだけでなくて意外と哲学的で人の心に深く語りかけてくるところがグっときました。カクヨムでいくつか「女装」もしくはTSなどがメインとなる話をいくつか読んでいますが、女装する必然性が弱いなと思った作品が多い中、この作品においては主人公が自分の性別を偽ることがかなり重要な意味を持っているので、その点もよく設計されていると感じた次第です。