第20話 遠征二日目
昨晩就寝してから時が経ち、遠征の二日目となった
ヴォルフガング
「今日は生存の基盤は昨日整えた故に戦闘を重点的に行う」
キアン
「賛成です」
フィリア
「貴方に従うわヴァル」
ヴォルフガング
「それじゃ、動くぞ」
キアン
「あぁ」
フィリア
「ええ、そうしましょう」
そう言って森を歩くこと二十分
ヴォルフガング
「キアン」
キアン
「はい、出ましたね」
「ブラッディオーガ」
ヴォルフガング
「それも十体」
「フィリアは中央二体、キアン左四体、私が右四体」
「問題は?」
キアン&フィリア
「ない」
そう言ってキアンが左四体へ
戻ってくる
それと同時に私とフィリアが魔法を放つ
フィリアは
「Dei flamma, quae destruit daemones 」
そう言って最上級火属性魔法を放つ
私は
「Flamma regis adducens mortem 」
そう言って同じく《覇王のみが使える》最上級火属性魔法を放つ
フィリアが放った魔法により中央二体
私が放った魔法により右四体が燃え尽きた
それを見ながら
キアン
「私も魔法を使えばよかったですね」
「残り二体は魔法でやりましょうか」
そう言いながら
「Tonitrua Dei, qui adfert interitum 」
と言って最上級雷属性魔法を放つ
この魔法により残りの左二体が焼け死んだ
ヴォルフガング
「余裕だな」
「実に面白くない」
キアン
「闘いで貴方を満足させられる者など此の世には居りませんよ」
ヴォルフガング
「そうだな」
「まぁいい」
「次に行こう」
キアン
「賛成です」
フィリア
「私も賛成」
そうして日が暮れる頃には討伐数が総合で二千を超えていた
ある程度、戦闘の経験を積むことが出来たため夜営地に帰還し、夕食を摂って就寝となった
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