第19話 学院生活 遠征一日目
カルラ公爵家の件と共に休日が終わり、
学院へ通う
そして今日は休み明け早々に龍の森への遠征の開始日なのである
二年次の者全員が集められ、今回の遠征の趣旨の説明がされる
ラルフ=リーザ=ローレン学院長
「さて、二年次諸君、君たちが今日から行う龍の森への遠征は君たちを肉体的にも精神的にも鍛えるためにある」
「つまりはこれも訓練
しかしこれは訓練と言えども実戦だ」
「訓練だと油断すればそこに待つのは死のみだ」
「それを努々忘れることのなきように」
「それでは諸君一週間頑張って来たまえ」
ヴォルフガング
「キアン、フィリア、我々は纏まって動き、他の集団を支援するように言われている」
「我々自身が生存しつつ、他の集団の支援を行う問題ないな?」
キアン
「問題ないかと」
フィリア
「私も問題ないと思うわ」
ヴォルフガング
「では、作業の分担と戦闘配置の確認をしよう」
「まず周囲警戒と資材の確保」
キアン
「それは私がやろう」
ヴォルフガング
「次に食料確保のための狩りと夜営地の設営だが」
「これは私がやる」
ヴォルフガング
「そして最後、料理と食料の管理は」
「フィリア、頼めるか」
フィリア
「ええ、任せなさい」
「私がやるわ」
ヴォルフガング
「それじゃあ次に戦闘位置の確認だ」
「まずは先導」
キアン
「私がやりましょう」
ヴォルフガング
「次に魔法支援、」
フィリア
「私がやるわ」
ヴォルフガング
「最後に私が殿を務める」
「作業の分担と戦闘配置の確認は問題ないな」
「では馬車へ向かおう」
フィリア
「ええ」
キアン
「そう致しましょう」
そう言って馬車へ向かい乗り込む
そして馬車で龍の森へと向かう
龍の森入口
ライア=ランカスター
「よし、二年次諸君、遠征開始だ」
「龍の森の深部へは行かないように」
それを聞いた後に三名を除く二年次全員が龍の森へと入る
我々はそれを見ながら話す
ヴォルフガング
「我々は他の集団の支援を行う形でよろしいのですよね」
ライア=ランカスター
「あぁ、しかし本当に命の危険が迫っている場合のみにしてくれ」
ヴォルフガング
「ええ、それは心得ています」
「そうでなければ実戦的訓練の意味がありませんから」
「では我々も入るぞ」
フィリア
「ええ、そうね」
キアン
「そう致しましょう」
そう言って入る
その後まずは夜営地を設営するための資材と食料の確保を行うこととなった
キアンが資材の確保
フィリアはその間の周辺警戒
私が食料確保のため狩りを行う
結果として朝に入って、昼までにその日の必要量の食料と夜営地設営のための資材が集まった
その後私が夜営地を設営している間に
フィリアが昼食を作り、キアンが周囲の警戒に当たった
その後は夜まで他の集団の状況確認や予備食料の確保を行い、夕食を摂り、夜営地を囲むようにフィリアが結界を張りその日は就寝となった
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