第10話学院生活 一時限目

ライア

「よし」

「それじゃあ一限目の授業を始めるぞ」

「最初は各爵位に於ける領地や屋敷の経営についてだ」

「このクラスは貴族の当主がいるからな」

「説明を頼みたいのだがいいか?」

ヴォルフガング

「私は構いませんが良いのですか?」

「それは貴方の仕事では?」

ライア

「私が説明をするより当事者に説明をしてもらった方が確実だからな」

ヴォルフガング

「分かりました」

「私が行いましょう」

「まずこの国において爵位の序列は

下から騎士爵、男爵、子爵、侯爵、伯爵、公爵並びに辺境伯の順だ」

「そしてその上に国王陛下並びに王族の方々がいる」

「その上でその経営の説明を騎士爵からしていく」

「ではまず騎士爵だ」

「騎士爵は貴族ではあるが領地や屋敷は持たない」

「騎士爵の者は騎士団の一部隊の隊長といったところだ」

「することは自分の部隊の管理と現状報告をすることだ」

「次は男爵だ」

「男爵には屋敷を与えられる」

「故に屋敷の管理と維持が必要だ」

「ただしこれは騎士爵以外の全ての貴族にいえることだが軍功により領地を与えられることもある」

「次は子爵だ」

「子爵は男爵と同じく屋敷の管理と維持が必要だがそれに加えて働くものの増員があるそちらの管理も必要だ」

「そして、侯爵」

「侯爵になると確実に領地を持つこととなる」

「その管理が必要だ」

「そのため、王都の屋敷は家中の者に任せることが多い」

「次は伯爵」

「 伯爵になると国務が増えるため 領地を代官に任せ 王都の屋敷で国務を行うことが多い」

「 領地を代官に任せる代わりに 1週間に数回 視察に向かうことになる」

「 次は 公爵、辺境伯だ」

「 公爵 辺境伯は国の 重要な職務を行うため 辺境伯は自身の領地に 公爵は 王都の屋敷 に滞在することが多い」

「といったところでしょうか」

「まぁ詳しくはご自身のご両親にお聞きください」

ライア

「あぁありがとう」

「それじゃあこれで終わるぞ」

「二十分後に二限目だ」

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ドイツ国防軍に於いて独りで二つの軍集団を殲滅した最恐の老将は異世界で無双する 元帥 @1665

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