第5話 活躍

国王陛下より屋敷を頂き、屋敷に住む者と私に仕える者の確認をしておく

まず屋敷に住むのは私とフィリア

次に私に仕えるのはレン、ミシャエル、シア、ライである

レンを中心にミシャエル、シアなど三名は住み込みでわが屋敷の清掃や調理などを担当する

一応ミシャエルとシアはレンに鍛えさせる

ライは私とフィリアの護衛を担当する

ちなみにライは私が暇潰しに鍛えていた執事である

私は書類仕事を片付け、レン達も自身の職務を全うする

そんなごく普通の生活を続けること2年

王都に大問題が発生する

王都の近くにある魔の森で大規模な魔物の氾濫が発生したのである

そして私にもその対応についての指令が来る

伝令兵

「ハイドリヒ子爵閣下」

「国王陛下より指令が御座います」

ヴォルフガング

「氾濫の件だな」

「どんな指令だ」

伝令兵

「はっ」

「氾濫の規模が大きいためハイドリヒ子爵閣下に出陣を要請するとのことです」

ヴォルフガング

「了解した」

「準備を整えて即時出陣する」

そう言って屋敷に入り指示を出す

ヴォルフガング

「レン、ライを呼べ」

「その後はフィリアの護衛につけ」

「承知致しました」

「ミシャエルとシアは騎士団のものと協力して民の避難誘導を行え」

ミシャエル&シア

「承知しました」

そして数秒後にフィリアの護衛をしていたライがレンに呼ばれてくる

ライ

「如何しましたか」

ヴォルフガング

「氾濫の対処に向かうついてこい」

ライ

「承知しました」

「取りこぼしの首を跳ねる程度でよろしいですよね?」

ヴォルフガング

「あぁそうしてくれ」

「では向かうぞ」

ライ

「はい」

そう言って屋敷を出て走る

ヴォルフガング

「そして到着する」

門をくぐり言う

「ふむ確かに規模が大きいな」

「出てきたのはゴブリンとウルフは三万以上にオーガが二万ドラゴンとフェンリルがそれぞれ一万といったところか、ドラゴンロードとキングフェンリルまでいるな」

城壁の方を見ると冒険者が八十ほど集まっていたその中に知った顔が見えた

ヴォルフガング

「グランドマスターまで来てるな」

「ちょっと行ってくるか」

そう言ってグランドマスターをやっているランドブルグのところに行く

ヴォルフガング

「ランドブルグお前も来てたのか」

ランドブルグ

「ハイドリヒ子爵貴方こそ来ていたんですね」

ヴォルフガング

「あぁ陛下より要請を受けてな」

「それでなんだか冒険者達に頼みがある」

ランドブルグ

「頼みですか?」

ヴォルフガング

「あぁ、頼みがある」

ランドブルグ

「頼みとはなんでしょう?」

ヴォルフガング

「ゴブリンとウルフの相手を頼みたい」

「ドラゴンとフェンリルは私がやる」

ランドブルグ

「それに関してはこちらとしては有り難いくらいですが正直我々としてはドラゴンやフェンリルを同時に一万も相手なんてできませんから」

「しかしオーガはどうするので?」

ヴォルフガング

「オーガは私の執事に相手させる予定だ」

ランドブルグ

「ではそのように致します」

ヴォルフガング

「あぁ頼んだ」

「ではな」

そう言ってその場を離れる

ヴォルフガング

「ライ、オーガの相手も頼む」

ライ

「承知しました」

ヴォルフガング

「では行くぞ」

そう言って軍刀を出す

そして脇構えでドラゴンに吶喊し、翔歩を使い先頭のドラゴンの首を落とす

その後も翔歩で空を跳ねながら首を落とし続ける

10分経つとドラゴンとドラゴンロードは全滅

ライが相手していたオーガは残り2000ほど

冒険者達に相手を頼んだゴブリンとウルフは合わせて二万は減ったかといったところ

ドラゴンが全滅したため城壁の上まで下がり

長弓を出す矢を5本創りフェンリルの脳天を狙い射るそれを続けること20分

フェンリルは全滅

同時にオーガ、ゴブリン、ウルフも全滅し、

最後にキングフェンリルの眼を射ち抜きキングフェンリルも撃滅し、氾濫は終了した

ヴォルフガング

「ふぅ」

「終わったか」

「さて、帰るとしよう」

「ライ、レンに終了したと伝えて護衛を引き継げ」

ライ

「承知致しました」

そう言って屋敷へ走るライを確認して

私は伝令の話を聞く

伝令兵

「ハイドリヒ子爵閣下」

「国王陛下が御呼びです」

「謁見の準備をして来て頂きたいとのことです」

ヴォルフガング

「了解した」

「すぐに向かう」

そう言って王城に向かう

五分程度で王城に到着し謁見が執り行われる

二年前の謁見と同じく二十歩ほど前で片膝を付く

ローグ国王陛下

「面を上げよ」

「ウォーレン」

ウォーレン宰相

「はい」

「ヴォルフガング=トリスタン=オイゲン=ハイドリヒ子爵閣下は此度の大規模な氾濫に於いてドラゴン一万、フェンリル一万、ドラゴンロード一体、キングフェンリル一体を討伐し、今回の氾濫の対処に於いて、多大な功を挙げたものである

その活躍と王国への貢献を認め、報奨を与える」

「陛下」

ローグ国王陛下

「うむ」

「此度の活躍と貢献を認め

ヴォルフガング=トリスタン=オイゲン=ハイドリヒ子爵を伯爵とする

今後はヴォルフガング=トリスタン=オイゲン=ハイドリヒ伯爵と名乗るが良い」

「また、シュレン城塞都市を与えるものとする」

ヴォルフガング

「はっ」

「有り難く頂戴致します」

これで謁見は終了した

屋敷に帰り

自身のステータスを確認する

ステータス

個体名ヴォルフガング=トリスタン=オイゲン=ハイドリヒ

種族 人間(不死)

年齢 7歳

LEVEL-82

爵位 伯爵

スキル

銃弾創造 矢創造 翔歩 武具修繕

ストレージ 気配察知 殺気察知

称号

死なぬもの 龍帝 魔狼の主 神を超越せし者

身体能力

腕力 20000

膂力 20000

脚力 50000

体力 200000

身体強度 300000

魔力強度 150000

遠視の神眼 死の魔眼


シュレン城塞都市

説明

スレン王国の五千年の歴史のなかで一度も陥落したことのない難攻不落の城塞都市である

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