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けっこう……いや、かなり好きな話でした。
『否定』
これって、実際こうやって文章にするのがあまりに簡単な上に、だからこそ、その表現にとても高い技術を強いられるもののように思えます。
今回の作品はまさにそれで、読んでいくにつれ、グングンとこの世界観に吸い込まれていきました。
いやぁ、面白かったです!
作者からの返信
西之園上実さま、こんばんは!
わ~!そう言ってもらえて嬉しい限りです!
ありがとうございます!
確かに『否定』って『肯定』より響きが強いですよねぇ。
何もかも受け付けない!て感じです。
この話、短い割りにどんどん人が死んでいくんですけど、あえて『死』という漢字を使わないで全部表現していったので、最後ぐらいごりっと強い言葉を使ってもいいかなと思いまして。
字面で受ける印象も含めての活字表現をしてみようという意図もあったので、そんな風に感じていただけたならありがたいです!
神に愛された者は、孤高の存在としてしか生きられないのでしょうか?
悲しいけれど、深いお話だと思いました。
産まれてくる子を思う、親の気持ちに似てますね。
大きな期待を抱き、時に過剰な愛を注いで……その結果、本人が幸せになるとは限らない。
皮肉な結末ですが、色々考えさせられました。
良い作品を読ませていただきました。
ありがとうございます。
作者からの返信
sorarion914さま、おはようございます。
お読みいただいた上にコメントまで残してくださって、ありがとうございます……!
世の中には『神』と呼ばれる存在や概念が色々ありますが、何というか『程良い』ということを知らないし、なんとも頓狂な存在だなぁと思ってまして。
『創世記』のノアの方舟エピソードにしても「人間堕落してるなぁ、よし洪水で滅ぼそう」とか極端すぎるでしょ、と……。
親が願った相手(神)が悪かったとも言えますが、何が『幸せ』なのかは他者に決めてもらうものでもないですもんね。親の期待も愛情も、溢れて零れるまで与えるもんじゃないなと……。
教育テレビで昔やっていた道徳番組みたいなテイストになったため、もやもやと消化不良を起こしていなければ良いのですが(汗)。
たくさん伝えてくださって嬉しかったです!
こちらこそ、ありがとうございました!
鳥子は青年を校舎の屋上へ呼び
↑
もも様の屋上は危険な伏線。
鳥子は教祖と一緒に刺された、のではなくて自分で——かな。
自分の周りで人がいなくなっていくことを自覚して、それを止める解決方法を選んだというところでしょうか。
もう私の前で誰もいなくなったりしない。
神の思惑通りの無二の者になったのではなくて、神から解き放たれた女神になったのだと信じたいですね。
作者からの返信
成野淳司さま、こちらの作品にも目を通してくださってありがとうございます!
そうですね、鳥子は自分の意思で旅立っていったと思っていただけたら。
相手を巻き込みたくないという高尚な考えではなく、ヒトが亡くなるという出来事に何度も遭遇したことによるメンタルの疲弊の大きいのかと。
「神から解き放たれた女神になったのだと信じたい」という言葉、救いの余地を見出そうとする成野さまの優しさを感じました。
いやほんと、神のやることは極端です……!