夜の公園
この時期の夜の公園が大好きだ。
外で寝てしまったら死んでしまうのでは?と言った感じの寒さがいいのだ。
昼はガキ共の場所だが夜になったら俺だけの居場所になる。
使われてたはずの遊具には少しの温もりもない。
1人、夜の公園でブランコをこいだり、滑り台を滑ったり、馬とかパンダとか、そう言った動物を模した前後に揺れる遊具で時間を潰す。
時間潰してると暗くて公園にある時計が見えないのでスマホさえ見なければずーっと夜が続く気がする。
公園ではいろんな事をする。
人目を気にせずワイヤレスイヤホンで曲を聴きながら踊った。
下品な落書きをした。
ブランコから飛び降りた。
寝た。
アホみたいに走り回った。
これがほんとに楽しくて公園に来ている。
いつか犯罪まがいな事をするかもしれない。
でも夜の公園じゃ俺が主役だから別に許されるだろって思ってる。
そうやって言い聞かせてる。
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