責任逃れ

中3の頃の話かな。

合唱祭の時に指揮の子が合唱祭5日前くらいに怪我して歩けなくなったことがあったんですよ。

学校のない週末にクラスLINEでその子が皆ほんとごめんね。って送ってきたんですよ。

その時僕は、「大丈夫だよ。お大事に」

って送ったんですけど。

これって別に優しさで送った訳じゃなく。


僕なりの“責任逃れ”なんですよ

だってもしその子が気を病んで不登校になったり、ましては自殺なんてしたら。

慰めの言葉を送ってない奴のせいみたいなったりするかもって頭によぎったんですよ。

だから僕は自分を守る為にその言葉を送ったんですよ。

別に相手が死んでも、不登校になってもどうでもいい。

僕がLINE送ってなかったから死んだみたいな可能性を潰すだけのために送ったLINEなんです。


今思えば、この時からもうほぼ、人格が形成されきってるなと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る