第25話四天王ナンバー2現る!
「私は魔王様の右腕にして四天王の
ナンバー2 冥王 シリウスである!」
四天王のナンバー2だと!
「魔王と四天王は一緒に封印されているはず!」
「あなたは知らない見たいですので特別に教えて差し上げましょう、我々四天王は魔王様ご復活から10年前に復活することが出来るんですよ」
なんだと!四天王がもう復活しているとなると魔王復活まで残り9年というわけか、しかもナンバー2だなんて今の僕に勝てるはずがない!、ここはどうにかして逃げてみんなに知らせないと
「なるほどそうなのか」
でも今ここで逃げられたとしてもどこに逃げる!もし村に逃げたら村の人たちに被害が出るかもしれないしアレクのところに行ったとして2人だけでこの化け物を抑えられるわけがないし、でもどうすれば戦わずに済む?もうこうなったら魔力をごっそり持っていかれるけど軍用魔術を使うしか
「今はあんたに挑んだとしても勝つことはできない、でも!逃げるまでの時間を稼ぐことはできる!」
「ほう、あなたがこの私から逃げられると思っているのですか?」
「これでも喰らってろ!ここに集いし雷帝よ今こそ目の前にいる敵をなぎ倒せ!デストロイバズーカ」
すると目の前に目が痛くなるようなほどの光が広がる
「今のうちに!」
僕は残っている魔力をすべて使ってあいつから逃げた
「ほう軍用魔術ですか、確かにこの魔法でなら私の目をつぶすことができるくくく、今回はここまでにして帰ることにしましょうかまた会いましょうべラ・トレックさん」
そしてシリウスは姿を消した
そのまま全速力で逃げていると目の前に
アレクが立っていた
「トレック今の光はもしかして!」
「話は後だ今は先に村に急いで!」
「分かった」
アレクは状況を理解したのか、何も言わずについてきてくれた
そのまま村まで返るとゴブリン達の軍勢は
姿を消していた
「あれ?ゴブリンの軍勢は?」
すると村の前に兵士の皆さんと冒険者の人たちが立っていた、僕たちが村に戻ると隊長がさっきの光のことを聞いてきたが後で説明すると言って冒険者ギルドに集合してもらった
「それでさっきの光はなんだったんだ?」
「あれはですね」
僕は軍用魔術のこと以外を話した
四天王のことや四天王は魔王より10年早く復活することを話すとみんなは
「それは本当なのか!」
「もしそれが本当なら今すぐに各国にも知らせなければいけないことだ」
みんなが、がやがやしていると隊長が僕にあることを聞いてきた
「それでトレックその報告も十分だがそれよりあの光はなんだったんだ?」
まずな、ここでみんなに軍用魔術のことを知られると後々面倒なことになるかもしれない、ここはどうにかして言い訳をしようと考えているとアレクが
「あの光はアレクが自分で作った魔法なんですよ」
「自分で?」
アレクは僕が軍用魔術のことをばれないように隊長やみんなに嘘を言ってくれたそのおかげで、この場にいるみんなにはばれることはなかった
「そうだったのか、でもこの村は四天王に狙われている可能性があるすぐに国に帰ったほうがいいだろう」
「でももしまたこの村を襲われたらどうするんですか?」
すぐにでも国に戻らないといけないけど、今ここで国に帰ったら村の人たちが危ない、いくらサギヨ王国が守ってくれると言ってもこっちに来るまでに数日はかかってしまう
「それに関しては安心してくれこの村に冒険者を派遣しているから何かあればこちらにも連絡が来るようにしてある」
「そうですかそれなら安心です」
さすが隊長しっかりこの村のことも考えてくれているな
「今はすぐにでも王を避難させなければいけない」
「確かにそうですね、今すぐに国に帰りましょう」
「あぁ」
僕たちはすぐに帰国の準備をして国に急いで帰ることにした
そこからは何もなくすぐに国に帰ることができた、通りに冒険者100名ほどが村に向かっていた、門を通る前に隊長に一言僕たちに言ってきた
「トレック、四天王のことは誰にも口外しないでくれないか」
「はい、町の混乱を防ぐためですね」
確かに今町のみんなが四天王の存在を知ってしまったら混乱状態になってしまうからな、でもいつまたあの四天王が僕らの国に攻め込んでくるのか分からないから僕たちもしっかり警戒を怠らないようにしないといけないな
「アレク僕たちもいつ襲われるか分からないから気をひきしめておいてくれ」
「うん分かった」
「、、、」
隊長が少し考えるそぶりを見せる
「どうしたんですか?どこか具合でも悪くなりましたか?」
「いや少し考え事をしていた気にしないで
くれ」
「そうですか」
さすがに隊長も四天王が国に攻め込んでくるとなると無理があるのか、でも僕でもあの四天王シリウスには勝てないからな、ほかにも四天王は復活しているのか聞いておけば
よかったな
「国に四天王が攻め込んできたらどうするんですか?」
「私も今そのことを考えていたんだ、だが安心してくれもし四天王が攻め込んできても今我が国には世界最強のホムンクルスを保有している、四天王を倒す事ができないとしても住民の避難するぐらいの時間稼ぎ位は出来るはずだ」
なるほどホムンクルスかこの世界にもホムンクルスというものがあるんだな
(知らない人のために説明します、ホムンクルスとは錬金術により作りだされた人口生命体のことです)
「ホムンクルスはそんなに強いのですか?」
「あぁ、魔術師を10~20人を使ってひとつの肉体を召喚するそこにいろいろな術式を組み込んでいき、何年もかけて作られて行くのがホムンクルスだ、組み込む魔法が強ければ強いほど、強力なホムンクルスになる」
「そうなんですね、そのホムンクルスが国で作ることに成功したんですか?」
「あぁ魔王復活のために魔術師を何人も集めて作ったホムンクルスが一体」
なるほど、国に帰ったらホムンクルスのことについて詳しく調べておこうもしかしたら僕でも作ることが可能かもしれないからな、などと考えながら王国の中に入って行くの
だった。
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