第20話海龍討伐 軍用魔術

すると本に文字が浮かんできた。

浮かんできたと同時に頭の中に声が聞こえてくる

[その海龍を倒すには、心臓のコアを破壊することです]

「なるほど心臓にあるコアを破壊すればいいんだな」

するとまた、言ってもいないのに本に文字が浮かび上がってきた。

[結界は体の周りにあるというだけで、心臓の部分にはあまり強力な結界を張ってはいない]

「なるほどね、コアのあたりには結界が強力じゃないんだな」

普通だったら、心臓の部分を強力にしておくべきだけど、今は好都合だな

「こうなったら、本気で相手をしてやるよ」

すると、海龍がこっちの存在に気づいてしまった。

「おっとこれは少しまずいかもしれない、ここの下は国王様や貴族の方がたくさんいるからな、ここから離れたほうがよさそうだ」

僕は、近くの高台に移ったそしてそのタイミングでアレクとも合流ができた

「アレク、貴族の皆様は避難できたのか?」

「あぁ、皆さんは安全なシェルターに避難してもらった、これで安全戦える」

そこには、町に住んでいる住民の皆さんは含まれていないからな。

「すぐに僕は、強力な住民のためのシェルターを作ってくるからここはアレクに任せる」

「ちょっと待って、この国住民すべてを助けられるほどのシェルターを作る言うのか」

そうしないと、この国にいる住民の皆さんが危険だ、少しでも安心できるようなところを作らないと。

「あぁそうするつもりだ、やつは海の中にいる、この国を丸々土魔術で囲む

だから、それまでの時間稼ぎを頼む」

「さすがに危険だけど、それがトレックだもんねどれだけ無茶なことでもやってのけるのが君だ、ここは僕に任せて早く行け」

「ありがとう、すぐに帰ってくる」

僕はその言葉を言い残し、この国の中央に向かった

「ここら辺なら問題はないだろう」

僕はここであることをつぶやく

「今ここにいる土の精霊よ、我に力を与えこの国を囲みたまえ、サンドウォール」

つぶやくと同時に魔力の消費が激しかった、でもすぐに国の城壁の向こう側から

すべてを囲む大きな土の壁が出てきた

「よしこれで、この国は安全だな」

急いで、アレクと合流しなければ

僕はアレクのところに向かう、そこには海龍の足止めをしているアレクの姿があった、よく見るとアレクは海龍の攻撃にあったのか体はボロボロになっていた。

「アレク大丈夫か!」

「トレック、良かったそろそろ僕の魔力が底を尽きそうだったんだ」

アレクは、もう限界だったのだろう僕が着た瞬間に力尽きてしまった

「アレク心配かけた、ここからは僕がやる!」

するとさっきの壁を作った衝撃で魔力が半分以下だったのに突然魔力がわいてきた。

「なんだこの力」

でもこの感覚は、あの勇者を倒したときと似ている力だ。

「また力を貸してくれるんだな、女神」

すると頭の中に声が聞こえてきた、この声には聞きおぼえがある

『あんたに死なれるとここら先私がやらないと行けなくなるから、さっさとその海龍をやっつけなさい』

「これだからこの女神は、なんですべてを人任せにするんだ」

少しは自分でやってほしいものだ。

「よし海龍かかれって来い」

すると海龍がこっちに気づいたとき猛スピードでこちらに突進してきた

「まずいあれをまともに嫌ったらさすがに死んでしまう!」

僕は、すぐに回避した。

「危ない!これはすぐには勝負がつきそうじゃないな」

僕はここで確信した、こいつは強敵だと

「少し試してみるか」

僕は、普段は使った事のない軍用魔術を使ってみようか

「ここに集いし雷帝よ今こそ目の前にいる敵をなぎ倒せ!デストロイバズーカ」

突如晴れていた空が突然雲が集結しだして、そこが光に包まれた。

「なんだ、初めて使ってみたけど、ここまで協力な物だったなんて!」


隣を見てみると、アレクも驚いたような顔になっていた。

「アレクここは少し危険だ逃げることにしよう」

「あぁそうだね」

そのまま2人で少し遠ざかることにした。

「トレック、この魔法は何!」

「僕にもわからない軍用魔術を使ってみただけでもここまでの威力だとは分からなかった」

「トレック軍用魔術なんて覚えていたのか!」

「あの地下室で持ち出した魔道書に軍用魔術が乗っていたんだ、その呪文を覚えていたから、使ってみたんだけどここまでとは思わなかったよ」

こんなの向こうの世界で例えると核爆弾と全然変わらないほどの威力だ!

これからはこの魔法は、封印しておこう。

「トレックあれを見てくれ、海龍が苦しんでる」

「ほんとだ、ちょっと待てあの心臓のところの結界なくなってないか?」

海龍の心臓の部分の結界がなくなっていた。

「今がチャンスだここで高火力魔法を打てば倒せる!」

僕はギルマスからネックレスをもらっておいて良かった。

僕は、火魔法の上級魔法を使うことにした、このネックレスは上級魔法を20個ほど打てるぐらいの魔力が残っている、僕は呪文を唱えた。

「浄火せし火炎の精霊よ。過ぎ行く大地を紅く染め、今こそ我につからを与えんインシニエイト」

すると、目の前に大きな火に包まれた隕石のようなものが出現し、そのまま海龍に飛んで行き、海龍のコアに直撃した。すると海龍は、、、

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る