第14話初めての授業
すると親分がとった行動とは、衝撃的だった
突然2人をボコボコにし始めたのだ
「おい!俺はいつも人様には迷惑をかけるなと言っているだろうが!」
「ちょっと落ち着いてください、僕はもう
大丈夫なので」
すると親分は
「お前は黙ってろ、これは俺達の問題だ、
だから少し黙ってろ!」
「はい!」
さすがに今は口出ししたら僕のところまで
飛び火しそうだからな
そうして親分は数分間舎弟を叱ったり
ボコボコにしたりしていた
「今日はここらで勘弁してやる、
次変なことをしたらただじゃ済まないからな」
「はい肝に銘じておきます!
では失礼致します」
そうして舎弟たりは去っていった
「おい」
「はい!」
もしかして次は僕が標的なのか?
「さっきはすまなかったな、俺の射程が
迷惑をかけたみたいで」
と、すぐに謝ってくれた
「そこまでしなくていいですよ全然気に
していませんので」
「そうか助かる」
そうして少し話していると、僕が狙われた訳を話してくれた
「そういえばお前を狙ったのは、
俺が1度話しをしてみたいとか口走っち
まったからだ」
なるほどそういう理由だったのか、
まぁ簡単に言うとこの親分が、僕と話したいとか言い出したのが理由だったみたいだ、少しはいい所を見せたかったのだろうか?
「そうだったんですね、さっきも言いましたがもう気にしていないのでもうこの件は何も気にしないでいいですよ」
「そうかありがとう、それじゃ俺はこの後色々あるのでな」
「はい分かりました、ではまた会えたら会いましょう」
そうして僕たちは、別れて帰ったのだった
「はぁ疲れたな、今後は関わりたくないけど」
そうしてアレクのところに行くのだった
数分後
「おーい、アレクごめんお待たせー」
「おいどこに行ってたんだ?」
そう聞かれたので
「さっき先輩に呼び出されてさ色々大変だったんだよ」
そう聞くと
「そうだったの!大丈夫だったのか?ここら辺の悪い先輩だったら、あの先輩か!」
なんだあの親分的なやつは色々と有名だったのか
「そんなに有名だったのか?」
なんだか悪そうなやつだけど、
有名だったんだな
人を見た目で判断しては行けない
というわけだな
「そうだったんだ、まぁでもカツアゲして来たのはその舎弟たちだったよ」
「ちょっとまって、あそこの不良達は
そのような卑怯なことはしないと義務
付けられているはずだけど」
確かにあの人がそんなことを言っていたな
「そうなんだけど、その舎弟をそこの親分がボコボコにしたんだよ」
「なるほど、だからどこも怪我をして
いなかったんだね、
あいつらに呼び出されると、ただでは帰ってはこられないらしいからね」
「そうなんだ、次からは多分絡まれることはないと思うから、まぁでも気をつけるよ」
まぁ次絡まれたら、魔法を使って
ボコボコにしやろう
「うん気をつけてな」
そうして僕たちは、寮に戻るのであった
ガチャ
「2人とも帰ってきたよ、お腹空いてない?」
すると奥から2人が勢いよく走ってきた
「おかえり!、お腹ぺこぺこ」
「そうか今からご飯作るからちょっと
まっててね」
そうして僕たちは2人に昼ごはんを
作ってあげるのだった
数十分後
「はい、2人ともご飯ができたよー」
すると
「やったー」
「うわぁとても美味しそう」
2人ともとても喜んでくれているみたいだ
そうしてみんなで楽しく昼ごはんを
食べたのだった
「はぁ美味しかった」
「それは良かったよ、作ったかいが
あるってものだけらね」
そういう話をしながら、食べた食器を洗って
僕たちは学校に戻るのだった
「次に授業ってなんだっけ?」
「確か次は、魔術の勉強だね、この勉強は
初級から上級までを教えてくれるんだ」
「そうなんだでも僕、多分だけど上級魔術
使える気がするんだよね、ギルマスからもらったネックレスもあるし」
するとアレクが
「魔術はそこまで甘くはないぞ」
そう言われた、まぁ確かに、魔術は奥が
深いからな
「分かったよ、まぁお互い頑張ろう」
「うんそうだね」
そうして僕たちは、教室に帰ってきた
「はぁ授業めんどくさいな」
「そんなことを言っていると、いつまで
経っても完璧な魔術師になれないよ
まぁ確かにアレクの言っていることも
一理ある、でも向こうの世界でも
そうだったけど、やっぱり学校って
めんどくさいものだ、早く寮に帰りたい
「アレクまだ学校終わらないのか?」
「当たり前だろ、まだ半分だよ」
そうまだ学校は半分しか進んでない、まぁ
授業中はいつものように昼寝でもして時間
潰しておこ
そして授業が始まる
今僕は絶望している、それはなぜか
今日の授業は教室じゃなくて、外だったのだ
「あぁ、どうしてこんな時に外なんだ」
するとアレクが
「コラコラ文句を言うんじゃないよ」
「まぁ確かにそうだねそれじゃ、魔術講習
頑張りますか」
そして外に出てみると
「嘘でしょ」
そこには、沢山の防具がずらずらと並べて
あった
「この防具の数はなに?」
「この防具に向かって、魔法を放つんだよ」
なるほどでも、この程度の防具だったら
誰でも壊せるんじゃない?
「トレック今、簡単に壊せると思った?」
「どうして分かったの?」
まさか心を読まれるなんてな、僕って
そこまで、顔に出ているのかな?
「まぁうん、あれぐらいなら、壊せるんじゃないかなって」
「そんなに甘いものじゃないよ、あの防具は
対魔術師用に作られた、物だからね
ヒビも入らないほどの強度があるんだよ」
そこまで強いんだな
「そうなんだ、あの入学式の時の意思とは
また違うの?」
聞いてみると
「まぁそうだねそれよりもたくさんの
防御魔術を練り込んでいる防具だからね
あの魔法石、100個分ぐらいかな?」
「そんなに頑丈なんだね」
「まぁそうだね、ここにいる生徒だったら
全員で魔法を放てば少しは、傷がつくかな」
そこまで頑丈なんだったら、一度
壊してみたいな
「おーいお前ら、もうすぐ授業が始まるぞ!早く並べー」
「まずい授業に遅れちゃう」
「急がないと」
そうして僕たちは、魔術講師のところに走って向かった
「危なかったね、あと少しで遅刻だった」
「そうだね」
すると魔術講師が
「よし今から、ここにある防具のところに
1人一つだからその前に並べ」
この講師少し口が悪いな、でもそういう
先生とかは意外と強かったりするからな
「アレク頑張ろうな」
「あぁそうだな」
そうしてみんなは防具の前に並んで行った
「こうして近くで見ると普通の防具
なんだよな」
ただの防具に見えるけど、本当は防御魔術を、張り巡らせているらしいからな
「トレック、あまり強すぎる魔術を使わないでくれよ、防具は壊れなくても床が壊れる
可能性があるからね」
「うん分かったよ」
しっかりと加減が大事だな、そうして先生の指示が出るのを待っていると
「よしお前達、今から10分間この防具に
得意な魔法を打ち続けろそれでは開始」
そうすると皆呪文を唱えながら、防具に
魔法を放っていった
「僕もやらないと、最初だし、
ファイヤーボールでもいいかな」
そうして僕は、防具に向かって
「ファイーヤーボール」
てから、小さな火の塊が、防具に向かって
飛んでいき、当たって見てみても
本当に防具には傷一つついていなかった
「本当に頑丈なんだな、この防具、これ
だったら魔術師が可哀想になってくるな」
次は、少し威力の高い土魔法を使うとしよう
「メテオストライク」
すると頭上に小さな隕石のようなものが
生成されていき、防具に向かって
飛んで行った、すると
「あれ少し傷がついた」
防具に少しだが傷が入ったのだ、でも
こんなのはまだまだ元からと言われて
しまうからな
「次こそ防具を破壊してやる」
次は、上級魔術を使おうかな、そうして
僕は上級魔術をつかってみようかな
風魔法と雷魔法を混ぜて使って
見ることにした
「サイクロンドレイク」
すると突然周りが暗くなって、竜巻が発生してそこから雷が落ちてきて
防具に直撃した
周りの子達は、飛ばされないように木などに捕まっていた
「これは初めて使ってみたけど、強力
すぎるな」
そうこう言っていると、竜巻が消えて
いき、すると先生が来て
「おい、何をしているんだ!、上級魔術はまだしも範囲攻撃の魔法を使う
なんて怪我人が出たらどうするんだ!」
「そうだったんですね、すみません次から
気をつけます」
「次このようなことがあったら、停学
だからな」
そう言って、先生は去って行った、そして
防具の方を見てみると
壊れてはいないものの、そこには大きな
亀裂が出来ていた
「これはすごいな、あと少しで壊れそうだ」
すると隣にいたアレクが驚いた様子で
「トレック!まさかさっきの魔法で防具に
亀裂を入れたのか!」
そう言って来たので
「まぁうん、でも先生に叱られてしまった
けどね」
「学校の先生でも苦労するぐらいの、防御魔術が何重にも重ねてあると言うのに、それに
亀裂を入れるなんて一体どれだけの
魔力量なんだ!」
そこまで驚かれるとは思っていなかったな、でも防御魔術がそこまで弱かったのかな?
「防御魔術が、劣化することってある?」
「まぁでもここまで何重にも重ねてあったら、100年は劣化しないんじゃないかな
どうしてそんなことを聞くの?」
そう言いながら首を傾げた
「この防具の魔術が劣化してて、こん
な感じなったんじゃないかなと思って」
「それはないね」
あっさり否定されてしまった
「そうなんだ」
「この防具は、一年に一度交換して
いるからね、劣化で壊れるような
ことはないね」
そうなんだ、やっぱりこれは僕が
やったんだな
「これって弁償とかしないといけないかな?」
「それは大丈夫、度々こんな感じで壊す
ことがあったみたいだけど弁償は
なかったみたいだから」
「それなら良かった」
壊してお金を払えを言われても、
お金なんて持っていなからな
「それじゃ、ちょっと先生に報告に
行ってくるよ」
「あぁ、分かった」
僕は先生のところにいき
「先生すみません、少しいいですか」
「なんだ」
さっきのことで少し機嫌が悪いみたいだな
「すみません、さっきの魔法で防具を
壊してしまったのですか、どうすれば
いいでしょうか」
すると少しの沈黙が流れ
「今、なんて言った?」
そう聞き返されたので
「はい、防具を壊してしまいまして」
「それは本当なのか?」
「はい」
すると、さっきまで座っていた先生が
勢いよく立ち上がり
「おい!どう言うことだ、さっきの魔術で
あの防具を破壊したと言うのか!」
「はい、そうです」
もしかして怒られたりするのだろうか?」
すると思っていた反応とは違っていた
「嘘だろ、度々防具を壊すものはいたが
ここ数百年は防具を壊すような、
物は現れなかったと言うのに」
なんだか、驚いている様子だった
すると先生が
「おい、トレック、その壊した防具を
見せてみろ」
「はい分かりました、こちらです」
そうして、僕が壊してしまった
防具のもとに先生を連れて行くと
「なんとこれは予想以上だな」
これまで数百年は壊されていなかったのか
先生はずっと驚いた様子で、防具を見ていた
その様子を周りの生徒が、集まってきた
先生は、そのまま防具を見ていたかと思うと
「俺は少し席を離れる、自分たちで防具に
魔術を打ち込んでおいてくれ、それで
トレックは俺についてくるんだ」
そうして、僕は何を言われるのか
分からないまま先生について行くのだった
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