第12話街探索

「ここで食べていけばいいよ、大体の食べ物はここに揃ってるよ」

すごいなさすがは王都食べ物も全て揃っているなんてどんなエリート学院なんだよ、俺があっちにいたことはこんなのなかったからな寮はともかく、食事なんてカップラーメンだったもんな

「ここのもの全部食べていいの!」

「うん、ここにあるものは自分で取って食べていいんだよ」

もう最高だな、ここに一生住みたいよ、いやいやそうじゃなくてとりあえずここでご飯を食べておかないと

「それじゃこれとこれとこれ、いただきまーす」

そして僕は食べられるだけ食べまくると

「もう無理、動けない」

流石に食べすぎてしまった

「もう食べ過ぎだって、それじゃ少し休んでから街探索に行こうか」

そうだった、今から街探索か

そして数十分後

「少し落ち着いたから今からなら街探索行けるよ」

「それじゃ行こうか」

そうして僕たちは街探索を始めた

「ずっと馬車だからあまり見てなかったけど、王都すごくでかいな」

そう王都は想像できないほど大きかった

「まぁ初めて見たらそうだろうね、ここは3箇所あるうちの一つだからねここは」

そうなんだ、てかこんなに大きい街があと二箇所もあるのかよ

「そうなんだ、それじゃどこかおすすめはある?」

するとアレクは少し考えた後に

「それじゃここをまっすぐ行ったところに屋台がたくさんあるからそこに行ってみよう」

なるほど、この世界にも屋台があるんだなそうして屋台に到着した

「ここが屋台か沢山あるな」

「ここには沢山の商人たちがものを売りに来ているからね」

まぁあっちの世界で言う中古屋みたいなものかな?

「それじゃあっちから回って行こう」

「ちょっとはしゃぎすぎだって」

そして少し歩いていると路地の中で男達と女の子二人が囲まれていた、服はボロボロで髪もボサボサだった…

指を刺して

「ねぇあれって」

「あれは奴隷だね、それとあの男達は奴隷の飼い主だね」

嘘でしょ、奴隷ってあんな風に扱われるのか

「ごめんちょっと行ってくる」

「ちょっと!あまり無茶に関わらない方がいいよ」

アレクの言葉はトレックの耳には届いていなかった

「おい!大人しくしろこの奴隷風情が!」

「おい!その手を離せ」

僕は体が勝手に動いていた、もうここまで来たら引くことはできない

「何だお前?」

目つきの悪い男が僕を取り囲んだ

「この奴隷俺たちの何だけど、お前に口出しする権利ないから」

「奴隷は奴隷でも、その子達は物じゃないんだぞ!」

すると一人の男が

「何だ奴隷を助けてヒーロー気取りか!この野郎!」

一人が殴りかかってきた

「お前は引っ込んでろ、エアーシュート」

すると男は空に飛んでいった

「何だお前風は水に弱いんだぜ!ウォータスプラッシュ」

すると前から大量の水が流れ込んできた

「そんなの無駄だ、サンドウォール」

すると目の前に岩でできた壁が出てきて、水が弾かれた

「嘘だろ!お前複数の属性魔法か!」

流石に少しビビったみたいだ

「そんなの俺たち二人で攻撃すればいいんだよ!早くやっちまうぞ!」

こうなったら力でねじ伏せるまで

「仕方ないな、サンダーショット」

すると二人の頭上に雷が落ちた

「何だ、、、、と」

「そんなバカな」

そうして二人は倒れた

「ふうこんなもんかな」

そう言えばあの二人

「二人とも大丈夫?」

二人は少し怯えていた、無理はない3人を一人で倒したんだ、怯えるのも無理はない

すると一人の女の子が

「あの、ありがとうございます」

「そんなお礼なんていいよ、それより怪我はない?」

すると二人とも無言でコクリと頷いた

「こいつらは知ってる人たち?」

「この人たちは、私たちのご主人様なの」

なるほどこいつらはこの子達のご主人様なのか

「そうだったのか、でもこんな奴らが主だなんていやだろ、今からでも他のところで保護してもらおう」

するとアレクの焦ったような声が聞こえてきた

「トレック〜!大丈夫か!警備隊を連れてきたぞ!」

アレクは警備隊を連れてきてくれたのか

「僕は大丈夫だよ」

3人の男が倒れているのを見てアレクは困惑していた

「あれ?どうしてこいつらは倒れいるんだ?もしかしてトレックが倒したの!」

「まぁうん、でも殺してはないから安心して気絶してるだけだけだよ」

すると後ろから警備隊が来た

「君たち大丈夫か!」

そして到着した警備隊の方々もどう言う状況なのか分かっていなかった

「あれ?友達がボコボコにされるからと聞いて来たんだが、この倒れているの友達かい?」

「違います、友達はこっちです」

そうして、アレクは僕の方を指差した

「それではこのもの達は?君が?」

ここは嘘をつかずにいった方が良さそうだ

「まぁはい一様そうです」

すると警備隊の人が聞いてきた

「それじゃその子達は?」

「この子達は奴隷らしいです」

すると頭を抱えた警備隊のひとが

「君たちねぇ、奴隷は何をされていても助けてはいけないんだよ」

そうだったんだ、でもこんな小さな子達が何をされていても見過ごせと言うのか

「でもこんなに小さな子達が殴られそうになっているのに見て見ぬ振りをしないといけないんですか」

するとアレクが

「一様奴隷商売は禁止されいても、奴隷を連れているのは禁止されていないからな」

そうなんだ

「でもそしたらこの子達はどうなるんですか?」

警備隊の人は

「奴隷に主人がいない場合は、地下労働施設に送られる」

嘘だろ!こんな小さな子達が労働するなんて

「そんなのあんまりです!こんなに小さな子達が地下労働だなんて!」

すると警備隊の人は残念そうに

「これは決まりなんだ、私たちもこの子達を地下労働施設に送るのは気が引ける」

この子達を守るためにはどうすればいいのかな?

「そういえば主人がいれば労働施設に行かなくていいんですよね!」

すると警備隊の人が

「あぁそうだね」

こうなったら

「それじゃ僕がこの子達の主人になります」

するとアレクが驚いた顔で

「ちょっと待って!この奴隷の主人になると言うのか!」

「うん、こんなに可哀想なのに地下労働施設なんかに送らせれるものか!」

そうして数十分話し合いをしていると

「そう言えば君たちどこの学校に通っているんだい?」

そう聞いてきた

「僕たちは魔法学院に通っています」

「ほうあの国王様が校長をしているというあの」

やっぱりあの学院は人気なんだな

「それでは、国王様の許可を貰えればこの子達の主人は君になるよ」

そうなのか、前に一度会っているからなもしかしたら許しを貰えるかもしれない

「分かりました、それでは明日王城に行ってきます」

そうして今日は解散になった

「それじゃみんな帰ろうか」

「そういえばトレック屋台を回るんじゃないのか?」

そうだったこの子達の件ですっかり忘れてた

「うんもちろん覚えているよ、今から行こうか」

そして屋台を見て回ろうとしていると

「あの、助けてくれてありがとう」

そう言って僕にお礼を伝えてくれた

「そんなの当然じゃないか、困っている人がいたら助けるこれは常識だからね」

「そうだ、君たちお腹空いてない?何か買ってあげるよ」

すると少女達は申し訳なさそうに下を向いた

「そうだ先に服買いに行こうよ、僕たちが払うからさ」

すると、少女達は下を向いたままコクリと頷いた

「それじゃ決まりだね、アレクどこか服屋はないの?」

「ここら辺の服屋だったらあっちにあった気がするよ」

良かったみると周りが少女達を醜いものを見るように見ていた

「それじゃ急いで行こうか」

そして服屋の前までやってきた

(ガチャ お店に入店)

「ちょっとあの子めちゃくちゃ汚いんだけど」

「この店が汚れたらどうするのよ」

などと周りのお客さんに酷いことを言われ続けたが、無事に2人に服を買ってあげられた

「これは、君たちにプレゼント」

すると二人はすごく遠慮気味だった

「こんなのもらえないよ」

「いいのいいの、それともこれが受け取りたくないとか?」

すると二人は、すごい勢いで首横にブンブンとふった

「そんなことない、私たちに優しくしてくれた人なんていなかったから嬉しくて」

「そんなことだったのか、僕たちは今までの主人なんかじゃなく家族と思ってくれていいからね、だからこれはそのプレゼント」

そう伝えると、ニコニコ笑いながら服を受け取ってくれた

「そういえば忘れていたけど、君たちの名前は?」

すると

「私たちは、姉妹1、姉妹2っていわれてたの」

なんだその呼び方!しっかりとしたなまえを付けてあげないといけないな

「そんな姉妹1なんて呼び方は嫌だから名前を付けてもいいかな?」

すると

「主人様に名前を付けていただけるなら光栄です、それで私たちの名前はなんですか?」

すごく喜んでくれているみたいだ、しっかりとした名前をつけないとな

そうして2人に名前をつけてあげるのだった。

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