第11話部屋の同居人

今は、紹介された学院の寮に向かっています

「はぁ今日は疲れたな、魔力を使いすぎた」

あの先生本当に意味がわからない、どうして全属性持ちと言うだけであんなに笑い物にするなんて

「ここが寮なのかな?」

今教えてもらった寮の前にいるけど、何だこれ!この寮めっちゃでかいんですけど、でも教えてもらったからここなんだろうな

流石は王都だな

「えーと確か、305号室だったはず」

そうしてその部屋の前まで向かった

「ここであってるよな、それじゃ新しい学院生活の開始だ!」

【ガチャ】

そうして扉を開けると、先客がいた

「すみません部屋を間違えました!」

そうして急いで部屋を出ようとすると

「ちょっと待って!部屋合ってるから」

廊下に出てしっかりと部屋番号を確認すると、やはり305号室であった

「どうしてこの部屋にいるんですか?」

すると先に部屋にいた人は

「校長の話聞いてなかったの?人数がいつもよりも多いから、同じ部屋になることがあるんだよ」

そう説明してくれた

「そうだ自己紹介してなかった!僕はベラ・トレックです」

すると

「敬語なんていいよ僕たちは同じルームメイトなんだし、にしても君がベラかあの場所にいたよすごいね全属性もちなんて」

そう言ってくれたので

「分かった、うんあの先生鬼畜だよね全能力持ちって言っただけなのに笑い物にされてさ」

そう愚痴を言っていると

「確かにあの先生あそこまで笑い物にしなくていいのにね、そうだったまだ自己紹介がまだだったね、僕はアレク・スカーレットだ」

「アレクよろしくな」

そうしてしばらくの間互いにどこから来たのか、どうして魔術学院に入ったのかとかをしばらく話していると

「その指輪とネックレスかっこいいね、どこで買ったの?」

そう聞かれたので

「ネックレスは、魔力を少し上げてくれるという魔術道具なんだ、この指輪はあの村で大切な人に貰ったんだまた絶対帰るからと言う約束とともに」

「そうだったのか、それは大切にしないとなまずいもうこんな時間だ明日から授業始めるよ!早めに明日の準備終わらせよ」

そうして明日のための準備をするのだった

そして次の日

「今日から学校か、何だか新鮮だな」

昔の学生時代を思い出すよ、あの時は何もできなくてぼっちでインキャって感じだけどね

「トレック結構気合い入ってるじゃん、頑張ろうな」

そう言ってくれたので

「そうだな、それで僕たちのクラスはどこなの?」

するとアレクは

「この学院はランクで分けられているんだ、学院に行ったらクラス分けが乗っているはずだよ」

そうなんだこの世界はランクでクラス分けがされているんだ、僕のランクは何だろう?

「まぁ学院に行けば分かるんだし、早く学院に行かないと遅れちゃうよ」

そうして学院に向かうのでしたこれから鬼畜なことが続くことなど今の僕は分かってもいなかった

学院に着くと人がたくさん集まっている、何だろうとみにいくとアレクが言っていたクラス分けの結果が載っていた

「これでクラス分けか」

すると周りが僕たちの方を見ていた

「なんか僕たちの方みんなが見てない?」

すると女子の二人組が

「キャーアレク様よ!」

「アレクって結構人気者なの?」

すると頭を抱えて

「まぁうん僕的には、人気者は嫌なんだけどね周りに変な目で見られてしまうからね」

この世界にも人気者が困る人もいるんだな

「そうなんだ、それでアレクはなんで有名なの?」

すると衝撃的な話を聞いた

「まぁ僕は少し有名な、伯爵家の息子なんだよね」

「えぇー!伯爵家の息子だったの!」

伯爵家だなんて、でもどうしてこの魔術学園に来たんだろう?

「伯爵家なのは分かったけどさ、どうしてこの魔術学院に入ったの?」

「それはね僕全然魔法が使えないんだ、伯爵家は魔術がみんな飛び抜けてすごいのに僕には全然ないから、お父様がここで学んできなさいって」

なるほど前の僕と一緒なんだな

「それで君はどうしてこの魔術学院にきたの?もしかして僕と同じ伯爵家!」

「そんなわけないじゃん、僕は森の中にある街から来たんだよ、ここにどうして来たのかと言うと、とある奴隷達が一年後に売られてしまうんだ、だからそれを助けるためにここで魔術を学びに来たんだ」

そう僕は、奴隷達を助けるのと魔王を討伐しなければならない、魔王は女神に依頼されているけどそれは後回しだ先にあの子達を助けなければならない

「そういえば、アレクは奴隷を売っているのは知っているの?」

するとため息をしながら

「実は表向きは、紳士的な貴族なんだけど裏は、奴隷商売をしているんだ」

そうなんだでもアレクと協力をすれば、奴隷商売のところに潜入できるかもしれない

「アレク少しいいか?」

「どうした?」

そして

「僕は奴隷を助けたいんだ、だからアレク少し協力してくれないか」

するとアレクは少し考え

「そうしたいところだけど、奴隷商売のところに貴族以外が入ることは禁止されているんだ、しかも警備も厳重でね」

やっぱり奴隷を扱っているだけあって、警備は厳重か、でもどうやって侵入すればいいのかな?それかその城に侵入するか?

「おいトレック!早くしないと授業に遅れちゃうよ」

時計を見てみるとあと少しで授業が始まりそうだった

「本当だ急げ急げ!」

そして急いでクラスを確認していくのであった

「いやぁ危なかったな」

アレクと僕は同じクラスだったのだ

「でも同じクラスでよかったな」

そして無事に1時間目には間に合い今日は、早めの帰宅になった

「てことはトレックは、その奴隷達を助けるために魔術学院に入ってきたと」

「そうなんだ、それでアレクが貴族って聞いたから流石にそこまで甘くないよね」

でもどうにかして助けないと

「トレック落ち着けまだ奴隷商売まで一年もあるんだ、それまでにできることは僕たちで協力しよう」

アレクが励ましてくれたが、確かにまだあと一年も残っている、今焦っても意味がない、それまでに力を蓄えないと

「そうだな」

「そういえば王都は来たことあるのか?」

そう言えばまだ王都に来てから王様(校長先生)に会うために王城に行ったのと、魔術学園しか行ってなかったな

「まだここに来たばかりで分からないんだよね」

するとアレクが

「それじゃまだ時間があるし今からどこかか出かけないか?」

そうして誘ってくれたので

「それいいね、どこか美味しい店とかあるかな?まだ昼何も食べてないからさ」

そう昼に解散だったので、まだ何も食べていなかったのだ

「それだったら一階に食堂があるよ」

まじか、この寮食堂までついてるのかよ!

「ここそんなのまでついてるんだ!」

まずはそこで腹ごしらえをした方がいいね

「それじゃ食堂に行こうか」

そうして食堂に行くのだった

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