第24話:普通のパンツが最強。

陽介の趣味・・・檸檬にコスプレしてもらってエッチしてた・・・んだけど

一通りの衣装を買ってしまった陽介・・・少々飽きてきていた。


で、今度はなににハマってるのかって言うと・・・セクシーランジェリー。


「女性の下着ってのは、なんて俺の気持ちを充実させてくれるんだろう」

「布切れ一枚に込められたエロの要素、あの形、その薄い布きれの下は、

素肌以外なにもないんだ」


陽介の独自の見解。


で、檸檬のためと言うより、全面的に自分のために陽介はネットで自分好みの

セクシーランジェリーを買った。

檸檬の意見は聞いてない・・・一方的・・・まあ、聞いても、分かんないって

言われると思った。


下着と言ってもブラは買わない・・・買うのはパンツ「スキャンティー」だけ。

セクシーランジェリーともナイトランジェリーとも言う・・・いわゆる

楽しい夜のためにってやつ。


演出って大事だと思ってる陽介。

これもマンネリ化防止なんだと勝手に思っていた。


で、とうぜんのように買ったセクシーランジェリーを檸檬に履いてもらって

目の保養をするわけで、結局エッチするときはそんなもの檸檬は脱ぎ捨てて

しまうんだけどね。

でもまあエロいパンツを履いた檸檬は陽介にとっては可愛いのなにものでも

なかった。


檸檬は苦笑していた。

コスプレの次はパンツなのね?・・・まじ退屈しない人だねって。


エッチの日はランジェリーをとっかえひっかえ・・・。

なんだけど、セクシーランジェリーは檸檬に履かせないパンツが増えていった。

買ったのがセットだったので、黒いパンツも赤パンツも入っていたが、色の派手な

パンツは陽介はすぐに檸檬に履かせなくなった。

ついでにやたらフリルがついたパンツにクロッチの部分がバックリ割れてるパンツ。

そういうのは檸檬の下着のタンスから出てこなくなった。


で、なにが残ったかっていうと、唯一、白の綿の紐パン。


そのパンツに陽介は、かなりお世話になった。

その紐パンが痛んで汚れてくると、どんなパンツになったかと言うと・・・、


檸檬が普段履いてる普通のパンツに戻った。


どんなに派手にしたってゴージャスにしたって普通のパンツには敵わない。

シンプル・イズ・ベスト・・・陽介は確信した。


檸檬自体は別にセクシーランジェリーに興味があるわけじゃないし陽介が履いて

欲しいって言ってるから履いてあげてるだけ。


檸檬は風呂から上がってくると、すっぽんぽんのまま部屋に戻ってきて

これからエッチしようってのに、わざわざパンツ履かなくても、って思ってた

けど、陽介のたってのリクエストには答えてあげないとって思っていた。


陽介は檸檬に裸でいられるよりパンツ履いててほしい派。

檸檬が自分が買って履くぶんには何色でも陽介は文句は言わない。


白や淡い色のパンツを好む陽介は、もしかしたらロリコン?じゃないけど

愛した女は、高校生・・・まだ清楚な白がよく似合うと思った。


要は陽介は檸檬が普段履く普通のパンツが一番最強だと思った。


檸檬はエッチが終わったら脱いでたパンツをまた履いて部屋の中をウロウロ

している・・・おっぱいプリプリさせて・・・。

もともと檸檬はバイトから帰ってくると制服を脱ぎたがる。

寝る時はパジャマは着ない・・・パンツだけ履いてそのまま寝る。


そのほうがよく眠れるらしい。

檸檬にとっては、それが解放的で自然でいられるんだろう。


つづく。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る