第7話 ⑤ 何を書くか
ショート、短編は読みやすいし面白いけど、作者の深いとこまで感じるならやっぱ長編なのかな、と思う。人物の作り込みとかテーマとか。かく言う自分はバリエーション豊富じゃないんで、いつも似たようになる分、できる限り”その回の何が面白いか”を意識してる。
長編ではないけど、そういう意味で読むなら五万字はほしい。三万字くらいなら、キャラと構成で面白く持っていける気がするけど、人間観、人生観まで期待するならそこからかな、と。
でも、それくらい長くなると並行して大事なのは文章力と情報開示の順番、構成力だよね……。短ければ読み直しできるけど、長いと読みきれない。
先日の講座では、「本名、人間関係、ニックネームが混在するときの注意点」や「名付け方の注意点」がありました。(この話は、創作記録に流れます)
些細なことだけど、出だしにしくじると読む側に余計なカロリーを使わせる。読む側に、どこにカロリー使わせたいかは、書く側が仕掛けてほしいな、と思っている受け身な僕。
あ、で、そういう意図で、仲良くさせていただいている部員の方々の作品で長編ないかなーって探してたら、スロ兄のまさかの作品にブチ当たったよ、って導入をしたかっただけですwwwww
本題へ。
『さて、何を書けばいいのか?』
これはさっこ氏が読むべきwwwww全部さっこ氏向け回答回ですwwwww
いや、当然私にも当てはまりますが、自分は空想がちな人間なんで、ダイレクトにそれが悩みかというとちょっと違う。7割はそういう状態で、4割はたしかにそうだ、ってかんじ。
10割近く、それ私です、ってなるんじゃないかな、さっこ氏ならwww
デビューまでの三十年近く、普通の人生を歩んできた村上春樹は、戦争体験も異常な経験もなく、何書くかって考えたら本当に何も特別な素材がなかった。そんな自分がずっと小説書けるのはなぜか、どうやって書いているか、って話。
平たく言えば、観察、素材集め、融合、出力なんだけど、それらをやってるときの、感覚的なものを書いているので、面白かったです。自分としては、本の前半に合った、”自分なりの文体を獲得したこと”はやはり大きいのでは?と、読み取れました。そこって無意識な気がするので。
”素材が重いと重さ負けをしてしまう”ってのも納得。自分はいつか教育虐待を書きたい(BLでは書いた。『子ども部屋の二人』)のですけれど、教育虐待がらみの事件を見てるとやっぱり慎重になる。基本が言葉の暴力と洗脳だから、目に見えない世界をどう書くんだろうか、と。宗教の集団みたいなゴールもなく、動物的な反射で繰り広げられてるからなんか難しい。
ま、今は書けるの書くわ。
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