第40話 反乱

 孤児院建造から数日、ガチャは食料しかでなかった。主にお菓子だ。なにやら表が騒がしい。


「儂の屋敷を返せ!」


 あちゃー、前ガーター辺境伯による反乱が起こっちゃったみたいだ。


「アベル、メロディ、よろしく」

「はい、蹴散らしてまいります」

「魔法で一網打尽よ」


 反乱軍は3千ってところか。よくそんなに集めたな。


「サンダーストーム!」


 サンダーストームが反乱軍の2,700を倒した。残り300。


「怯むな!進めぇっ!」


 玉砕覚悟で攻め込んでくる反乱軍。何でこうなった。


「ここから先は俺が一歩も通さない。いくぞ!」


 アベルが反乱軍の残りに突っ込む。


「せいっ!はぁっ!とりゃあ!」


 アベルの一振りで反乱軍が千切れ飛んでいく。


「囲めっ!一斉に攻撃するのだ!」

「うりゃあっ!」


 アベルは反乱軍の包囲を回転切りで吹き飛ばした。


「ぐぬぬっ…!退けっ!生きていればどうにでもなる!」


 前ガーター辺境伯は逃げだした。


「チェインライトニング!」

「ぐおっ!」


 前ガーター辺境伯は死んだ。反乱軍は全滅した。


「ふう、屋敷の前が死体の山だ…。アベル、メロディ、ありがとう」

「ありがたき幸せ」

「ふふ、褒美は同衾でいいですわよ?」


 メロディが何か言ってる。ここは無視だ。死体の山はメロディに焼いてもらってから埋めた。

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