第28話 王都戦
俺は勇者アベル。セシル様の従者だ。野戦には勝った。残りは王都のみ。またハンゾウに門を開けてもらおう。
「ハンゾウ、またやってくれるか?」
「まかせろ。行ってくる」
ハンゾウは音も無く消えた。しばらく待っていると、王都の門が開いた。総攻撃だ。
「これより総攻撃を開始する!町人は斬るなよ!略奪もだめだ!」
「ホワイトナイト召喚!」
ミカエルがホワイトナイトを2000人召喚した。先に突っ込ませる。こちらが優勢のようだ。このまま待っていてもいいのだが、俺は最前線に飛び出した。
「俺が総大将のアベルだ!命のいらない奴からかかってこい!」
「相手にとって不足無し!このバレルが参るぞ!」
金棒を持ったおっさんが戦いを挑んできた。エクスカリバーで金棒を受ける。なかなか重い攻撃だが、まだ俺の相手にはならない。
「バレル、さらばだ」
俺はバレルの首をはねた。
「ひいい!バレル将軍がやられちまったぞ!」
「降伏する!助けてくれ!」
バレルは将軍だったのか。もう終わりだな。降伏していく王国兵を無視して先に進んでいく。王宮に到着した。
「もう来たのか。反乱軍め」
「グスタフか。降伏しろ」
グスタフはワインを飲む。
「私は降伏しない。なぜならここで服毒するからだ。父と兄を葬ったこの毒で私は死ぬ!」
「そうか」
グスタフは椅子に座り、眠るように死んだ。俺たちの勝利だ。
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