第25話 ミカエル

 次の日、アベルたちが帰ってきた。無事、ワーモンガー砦を奪取したようだ。


「ワーモンガー砦を落としてまいりました。セシル様」

「おかえり!アベル!」

「よくやった!アベル!」

「今回はハンゾウの手柄ですね。砦内部に侵入して門を開けてくれました」

「俺の手柄は殿の手柄だ」

「よくやった!ハンゾウ!だが褒美は出せぬのだ!褒美は私が王になってからになる!」


 アベルたちは無報酬でよくやってくれている。ガチャを使っておこう。


「ガチャ発動!」

【デイリーボーナス!天使ミカエルを召喚!】


「セシル様、ミカエル参上しました」

「ミカエルよろしくね」

「ふむ?このような者さっきまでいたかな?それにしても美しい」


 ジョナサンはミカエルに惚れたかな?でも天使って性別無かったはず。


「わ!ミカエルさん、綺麗な人!この人も仲間なの?」

「そうだよ」


 ミレーユがミカエルに近づく。まあ大丈夫だろう。


「ミカエルって何ができるの?」

「ホワイトナイトを召喚できます。あと空が飛べます」


 大したことはできなそうだな。晩飯の時間だ。晩飯は相変わらずシチューだ。でも美味しい。僕はメロディにクリーンをかけてもらって寝た。

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