第13話 メアリーさらわれる

 午後はメロディが来て、メアリーにお金を渡してご飯を食べて、宿屋に帰っていった。次の日、早速ガチャを使ってみた。


「ガチャ発動!」

【デイリーボーナス!スキル火魔法をゲット!】


 やった!火魔法ゲットだぜ!孤児院の中じゃ試せないな。外に出る機会があったら試してみよう。メアリーが途方にくれている。どうしたんだろう。


「いつも来てくれる商人さんが来ないのよ。このままじゃ晩御飯作れないわ」

「あ、商人さん来たみたいだよ」

「商人さんこんにちわ。商品は?」

「すまねぇ、貴族のギリアムに脅されて孤児院に商品を売るなって言われている」

「それで商品が無いの?」

「ああ」

「仕方ないわね。私が買ってきます」

「危ないよ。メロディが帰ってくるまで待った方がいいよ」

「大丈夫よ。ほらミレーユ行くわよ」

「はーい、行ってきます!」


 メアリーとミレーユは出かけていった。しばらくするとメロディが帰ってきた。


「え?メアリーさんがまだ帰ってきていない?困ったわね」


 メアリー遅いなと思っていたら、商人さんが駆け込んできた。


「大変だ!メアリーとミレーユがさらわれた!」

「メアリーとミレーユが?!」

「ああ、たぶん貴族の屋敷にいると思う」

「私が行くわ!案内して!」


 メロディが行くようだ。アベルは待機だ。

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