第8話 メロディ視点2

 私は大魔導士メロディ。西の森にやってきた。早速薬草を探す。鑑定で薬草と出たものだけアイテムボックスに収納していく。収納しているとオークの集団に出くわした。


「ブヒー」

「ブヒブヒ」


 オークは私を見て、股間を大きくしている。そんな汚いものを私に見せないで!汚らわしい。魔法で一網打尽にしてあげるわ。


「チェインライトニング!」


「ブヒー!」

「ブヒッ!」


 オークを10体倒した。オークの死体を収納する。また薬草採取に戻る。薬草採取していると、一人の冒険者があらわれた。


「たっ助けてくれぇっ!」


 冒険者の男はボロボロだ。どうしたのだろうか?


「一体どうしたの?」

「ブラッディベアが出たんだ!仲間は全員やられた!」


 ブラッディベアか。私で倒せるだろう。


「私が倒します。あなたは逃げてください」

「戦うのか!俺も一緒に戦う!」


 危ないので目の前をうろちょろしないで欲しい。


「いいえ、私一人で大丈夫です」

「なら俺はここで見てる!」

「それぐらいならいいでしょう」


 しばらくすると木々をなぎ倒してブラッディベアがやってきた。


「ガルルル!」

「サンダーボルト!」


 私はサンダーボルトをブラッディベアに食らわせてやった。ブラッディベアは倒れて動かなくなった。


「た、倒したのか?」

「ええ、倒したわ」


 私はブラッディベアを収納した。


「この先に仲間の遺体があるんだ。それも収納してくれないか」

「わかったわ」


 私たちは遺体を収納して冒険者ギルドに帰った。借金した受付嬢の前に来た。


「西の森でブラッディベアに襲われた人たちを収納してきました」


 私は冒険者の遺体を出した。


「ブラッディベア?!なんてこと!西の森を閉鎖します!」

「あ、ブラッディベアは倒してきました」


 私はブラッディベアをアイテムボックスから出した。ついでにオークと薬草も。


「へ?!ブラッディボアはもう倒された?!西の森の閉鎖を解除します!薬草とオーク10体とブラッディベアで報酬は合計金貨30枚です!」

「ありがとう」


 私は報酬をアイテムボックスにしまった。冒険者たちは私に声をかけることはしなかった。私は冒険者ギルドを出て、宿屋に泊まることにした。ちょうど夕食の時間で食べた。美味しかった。私は部屋に泊まり、明日セシル様のところに行こうと決心した。

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