第6話 メロディ

 次の日、今日は大部屋で起きた僕。早速ガチャを使おう。


「ガチャ発動!」

【デイリーボーナス!大魔導士メロディを召喚!】


 デイリーボーナスってことは毎日ガチャがタダで引けるってことなんだろう。目の前には大魔導士メロディがあらわれた。巨乳の美女である。露出の多い服装である。


「セシル様、私はメロディです。セシル様をお守りするためによばれました」


 大部屋は起きた孤児たちがざわざわしだした。


「お姉ちゃん誰?」


 孤児の一人がメロディに質問した。マイクである。


「私はメロディ。セシル様の従者です」

「セシル様ってこいつ?なんで?」


 マイクはして当然の質問をした。


「これは運命です。最初からそう決まっていたのです」

「運命?」


 マイクはちょっと引いている。


「メロディはアベルと共にお金稼いできてよ」

「アベルという従者がいるのですね。わかりました。行ってきます」


 メロディは孤児院を出て行った。ミレーユが大部屋に入ってきた。


「また知らない人が孤児院を出て行ったわ。セシルの仕業でしょ!」

「うん、僕が召喚したんだ。メロディって人」

「ふーん、綺麗な人だったわね。そんな人を従者にするなんて…セシルのスケベ!」


 メロディを召喚したらスケベと呼ばれるようになった。一時的なものだと思いたい。

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