第3話 アベル視点
俺は勇者アベル。セシル様の従者だ。部屋が無いということで孤児院を追い出された。俺は子供じゃないから孤児院は場違いなんだな。早速冒険者になりに冒険者ギルドに行こうと思う。
「冒険者ギルドはどっちだ?あっち?」
道で聞き込みをしてようやく冒険者ギルドの前に来た。
「お邪魔します」
ギルドの中に入った。
受付嬢が二人いる。どっちにしようかな。
「あら、かっこいいお兄さん!こっちに来なさい!こっち!」
俺は呼ばれた方の受付に行った。
「冒険者登録がしたい。よろしく頼む」
「冒険者登録には銀貨5枚が必要です。持ってる?」
「持ってない。一文無しだ」
「あら…これは私の貸しですからね!冒険者登録をしましょう。この針でここに血をたらして…はい!冒険者ギルドカードができました。はい、アベルさん!Fランクです!」
「おう、ありがとう!借りは返す!俺に何か受けられる依頼はあるか?」
「受けられる依頼ねぇ…。今あるのは西の森の薬草採取ぐらいですかねぇ」
「わかった。早速行ってくる!」
「あ、籠を貸してるわよ。はいいってらっしゃいー!」
あ、何の薬草を持ってくるのか聞くの忘れた。鑑定が使えるからいいか。俺は西の森へ向かっていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます