4.後輩メイドと買い出し帰り道
//SE 歩く音(右側)開始
//SE 車が時々道路を通る音(左側)開始
「いやあ、冷蔵庫の中に食材がなかったときは、一時はどうなることかと思いました。クールなみずきちゃんも、口を広げてびっくりです。一体どんな生活しているんですか」
//恭しく
「それはそれとして……荷物持ち、手伝っていただきありがとうございます」
「私一人でもよかったんですけど……もう夕暮れ時ですからね。何が出てくるかわかりませんし、助かります」
「それに、先輩がお買い物についてこれる程度には元気なら、なによりです」
//間を置かずに
「おっと、ご主人様、ご主人様、と……」
「……なんですかその、奇妙なものを見るような目は。喜んでくださいよ、せっかくの貴重なメイドですよ。かわいい後輩メイドを享受してください」
「それにしても、よく止めませんでしたね、私がメイド服で買い出しに行こうとするの。先輩なら、家を出る前に何か一言言ってくると思っていました」
//声マネっぽく
「おい、まさかその服装で買い物に行く気じゃないだろうなー、みたいな」
(先輩、気づかなかった顔)
//少し揶揄うように
「……あ、気づかなかったって顔。今日から近所の注目の的ですね。あの部屋の住人はメイドを侍らせてご主人様と言われているぞーって」
//わざとらしく恭しく
「ふふふ。役得の代償と思って甘受してください、ご主人様」
「その分、この後もご飯以外に、色々してあげますから。楽しみにしてくださいね」
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