21




どうしてこうなってしまったのか。


なんだか皆一様に変なテンションになっている。


俺は幼なじみ達3人に近場の公園にあった茂みに半ば強引に連れ込まれてしまった。



「お、おい……オマエら……!ほほほ、本当に俺のおっぱいを揉むつもりか……!」



3人の圧に屈して後ずさったところで足がもつれて俺はその場に尻もちをついてしまう。


そこへすかさず紅が飛びかかってきた。



「オラッ!観念すんだなッ!」


「ひっ……!」



俺の背後に回った紅に羽交い締めにされる。腕を腕で拘束され背中には紅の大きなおっぱいが押し付けられる柔らかな感触。背中越しに紅のおっぱいが押し潰れるのを感じる。なんたる乳圧。


さらに紅の足が俺の腰をホールドして完全に固定される。



「ふふっ。アオくん……逃がさないよ?」


「逃がさん」


「ひうっ……!」



右足には泊が、左足には歩夢がそれぞれ跨って座ると足の動きも封じられてしまう。



「だ、誰かッ……!たっ、たすけッーーんぐっ!?」


「ダメだよアオくん。大きな声を出しては。人が寄ってきてしまうじゃないか」



咄嗟に助けを求めて叫ぼうとした。しかし、それも泊の手のひらで口を塞がれ声を出すことを禁じられる。


もはや抵抗は無駄。四肢は拘束され口さえ塞がれ助けを呼ぶことさえ叶わない。


俺はこのままここでコイツらに好き勝手に弄ばれてしまうのか……!



「よし。大人しくなったな。んで、誰からヤルよ?」


「僕から……ーーと、言いたいところだが。ここはやはり言い出しっぺのクロくんからかな?」


「まあ、そうなるか」


「んっ。ボクが初モノ。貰う」



誰からヤルのか、と。話し合いは争うことなく直ぐに終わる。そこに俺の意思は反映されることはない。



「揉みしだく」



ワキワキと両手の指を動かしながら歩夢はニヤリと笑う。


お、俺のおっぱいが揉まれちゃうッ……!



「脱がす」



脱がす……?


直揉みッ!?


歩夢は俺の制服のボタンを下から順にゆっくりと、1個1個外していく。


全てのボタンが外されーーそして、歩夢はまるでこじ開けるように両手で制服を開いた。


さらけ出される俺の柔肌。丸見えとなった腹ーーそして俺のおっぱいは白日の元に晒される。


キャー!



「揉むとこ……あんま無い?」



そりゃそうでしょうね!


少しだけ残念そうな歩夢。何を期待してたんだよ……俺はオマエらと比べたらおっぱいペッタンコだぞ!大平原やぞ!そりゃ男ですもんあたまりまえでしょうよ!ってか俺の裸見たことあんだからそんなこと分かりきってたことでしょうに!



「ふむ」


「んっーー!?」



歩夢の両手が俺のおっぱいの上に置かれた。


ぐにぐにと指が動いておっぱいを揉まれる……いやこれ揉まれてる……のか?



「ふむふむ」



微弱な刺激。もはや擽ったい。


だが、しかし……。


なんだこれ?なんなんだこれは一体……。


よく分からない。よく分からないが……。


こうして幼なじみ達に全身を拘束され、強引に服を脱がされ、おっぱいを無理矢理揉まれているこの状況……。


なんかよくホント分かんないけど……。


ちょっと興奮してきた……。


それにもうこうして3人に密着されているといい匂いが凄いし、いろいろと柔らかいしで……。



「クロ、どうだ?」


「んー……。楽しい。かも?」


「そうなんか?ヨシ。じゃあ次はオレにヤラせろよ」


「交代?りょ」


「それなら僕とクロくんで腕押さえつけておこうか」



歩夢から交代して今度は紅が俺のおっぱいを揉むらしい。


泊と歩夢に俺の腕がそれぞれ1本づつ押さえられて拘束される。それで自由になった紅の手は後ろから俺のおっぱいへと伸びて鷲掴み(?)にした。



「アオのおっぱいは俺らと違って小せぇな」



そこを比較する意味よ。表現がいろいろと間違っている。


ぐにぐにと指が動いて紅は俺のおっぱいを揉む。揉むって言うかなんていうか大胸筋マッサージというか。


しかし、なんだ……なんなんだ、この感覚は……。


未知の感覚に脳が狂わされていくような気がした。


胸から伝わる微弱な刺激が徐々に徐々に蓄積されていく。


このままじゃ……このままじゃ、なんかイケナイ気がする……!


しかし、そう思ったところで逃げることは叶わない。俺はひたすらにこの責め苦を味わい続ける他ない。



「なんかコレ……いいかも知んねぇな」


「そうなのかい?」


「なんかよく分かんねぇけど……確かにこれは元気になるかも知れねぇわ」


「なるほどね。それじゃそろそろ僕にもヤラせてくれよコウくん。2人がしているのを見ていたら俄然興味が湧いてきたね」


「……ああ。わかった。交代だな」



紅の手が俺の胸から離れていく……。


あっ……なんかちょっと名残惜しい……。


いやいやいや。


そんな馬鹿な……。俺は一体何を考えてーー。



「次はいよいよ僕だね。さぁて、アオくん……楽しませて貰うとしようかな」







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