05




お風呂での出来事(ダイジェスト)




「デカッ!アオのでッかぁ!ちょっと見ない間にこんなにデカくなってたのかよッ!?……ははぁん?こいつが理由で恥ずかしがってたつーことか!」


「ふむ。なんだか思っていた形と違うね。なるほど。成長するとこんな風に形も変化するんだね。まっ、どんな姿になろうともアオくんはアオくんだ。僕は何も気にしないけどね」


「わかる」


「たくっ……オレたち親友だろ?ほら見ろ。オレらのだってこんなデカくなってんだから、そんな気にすることじゃねーって」


「歳を取れば身体は成長して大きくなっていくものさ。でも、僕らの友情は変わることはない。この先も、ずっとね」


「それな」


「ーーにしても、アオのデケェな……。いやオレのも負けてねぇけど……うおっ!?なんかビクッてしたぞ……!」


「なにか別の生き物みたいだね」


「ミチミチしてる。食べ応えありそう」










「ふぁあ……。アオちゃんに洗ってもらうの気持ちイイ……」


「アオー。クロ洗い終わったら次はオレの番だからなー」


「なら僕は最後にじっくりと洗ってもらおうかな」


「アオちゃん。ここ汗かく。しっかり洗って」


「あー、そこなー。夏場とか結構蒸れるんだよな」


「あとは肩も凝るようになったよね。あっ、そうだ。洗うついでにアオくんにマッサージでもして貰おうかな」


「おっ、いいね!採用!」


「アオちゃん。肩揉みもヨロ」








……Now Loading……。








男1人女3人での入浴だったわけだが……。


まったくえっちな雰囲気にはならなかったッ……!


俺の頭の中はスイートブールでパンパンでパンパンしててパンパンになってたけど!パンだけに!パンパン!


幸いなことに、どうやら我がシンクロモンスター状態が通常状態と思われたようで、脳内チューニングとか大きなおっぱいで興奮したからシンクロモンスター化しているとは思われなかったようだ。


っていうか、3人とも性知識が赤ちゃんレベルなんですけど……何も知らなすぎやしないか。どうしてこんなに知識の差が出来てしまったのか……。


これが男女の差か。ただ俺が変態だっただけか。多分、後者だな。


まぁ、そのおかげで、剥かれたり、見られたり、弄られたり、洗わされたり、揉んだりしたが、ギリギリの所で踏みとどまることが出来た。入浴前の努力も虚しくずっとガチガチバトルフォーメーションだったけど。暴発しなくてよかったぁ……よく耐えたな、俺。


そんなわけで現実の親友達には如何わしいことは一切していない。洗う時にちょっとだけおっぱいを揉んだりしたぐらい。服越しに触ってしまったり押し付けられたりすることはあったが生乳揉んだのは今回が初めてだ。やっぱり本物はスゲェよ妄想と違って柔らかさが段違いだぜ。これでイマジナリー幼なじみ達の解像度があがる。


今回の1件で溜め込まれてしまった行き場のない邪悪はイマジナリー体ちゃん達でキッチリと精算させて頂く。くくくっ、しっかりと俺の脳内をぐちゃぐちゃに焼いた責任をとって貰おうかぁ!


あんなスイートブール祭りされたら、こっちは辛抱たまらんのじゃあ!


それに男としての尊厳を徹底的にぶち壊されてしまったし?こうなったらイマジナリー体ちゃん達の尊厳も徹底的にぶっ壊してやるしかなくなくない?


みんなまとめて快楽堕ちさせたらァァァッッッ!!!


そう心に誓う、妄想の中でしかイキれない哀れな男子中学生であった。



自部屋に戻ると幼なじみ3人が当然のように寛いでいる。勝手知ったるなんとやら。俺の部屋っていうかみんなの溜まり場。まあ、それは俺の部屋だけに限らず他3人の部屋も全部みんなの溜まり場となる。


床には既に布団が敷き詰められている。布団ごとの境界線はなく4人で雑魚寝の陣を展開できる布団の敷き方だ。これもまたいつもの事。


つーか、みなさん今日は泊まっていくのね。聞いて無いけど流れ的に泊まってくんだろうなっていうのは察していた。今さら誰かのところに泊まる時に許可取りなどしない我々である。




「よしアオ。ここ座れ」


「うっす」




紅に招かれ3人に囲まれるように座る。




「んで、結局のところ……アオはなんかち〇ぽデカく成長しすぎたのが恥ずかしくて最近様子がおかしかった……ーーつーことでいいのか?」




当たらずも遠からず。原因は性の目覚めなわけだから、関係してないとも言い難い。どっちかといえば俺の愚息の問題ではなくオマエらのおっぱいが大きくなりすぎたところなんだけどな。


つーか、あんま恥ずかしげもなくち〇ぽち〇ぽ言うなし。興奮すんだろ。小学生男子かよ。いや、コイツら似たようなもんだったわ。




「まあ……その……なんて言うか……。だいたいそんなところです。はい」




ギリ嘘はついてない。嘘はついてないけど真実では無い。これならなんとか勘のいい紅にバレない筈。多分。



「そういうことか」



若干、呆れ気味で息を吐く紅。そんなどうでもいいこと気にしてたのかよ……って雰囲気がヒシヒシと感じられる。よし。バレてねーな。



「なるほどね。あのね、アオくん。お風呂の時も言ったと思うがアオくんのお〇んぽが大きくなろうが小さかろうが、それを気にする人はこの場にいないよ。アオくんはどうしたってアオくんなんだ。僕らのかけがえのない幼なじみで親友なんだよ?」



聞き分けのないガキンチョを諭すように泊が言う。



「ボクはちん〇ん大きい方がいい。みんなお揃い」



そして歩夢が変なことを言う。


そうだね。俺もそう思うよ歩夢。


やっぱり大きなおっぱいは最高だよね。




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