03




「よし!んじゃ、風呂行くぞ!」


「「おー!」」




紅の宣言に元気よく同意する泊と歩夢。みんなお風呂に乗り気である。


いやいやいやいや。待って待って待って待って。




「3人とも……ちょ、ちょっと、待ってもらってよろしいか?」


「よろしくねぇよ。ほらアオも行くぞ」


「この期に及んでまさか自分は一緒に入らないと言うつもりではないだろうね、アオくん?」


「アオちゃんも一緒。みんな一緒」




両脇を紅と泊に固められ、後ろから歩夢に抱きつかれる。3方向から押し付けられる破壊力満点のモチモチ巨大爆弾。少しでも動いたら爆発する!股間が!


クソッ!コイツら全員自分の胸に理性絶対ぶっ殺す装甲を装着してるのをまるで理解してねぇ!それにぶつかると反射された性欲が脳天に直撃して焼かれるんだよ!もうトイレ行きたい!


というかまるで男として意識されてない!いや、コイツらの場合は男とかどうとか関係なく幼なじみの親友であってそういう対象から除外されてるっていうか完全に家族認定されてるんだろうけど!


クククッ……。果たしてイマジナリー体共をメス堕ちさせた俺のガチガチ棒を見て同じ反応で居られるかな?


見せねぇけどな!




「とりあえず落ち着け!落ち着いて俺の話を聞いて欲しい!」


「だから話をするために一旦風呂入って落ち着くって話だろ」


「時間はいっぱいあるからね。先にお風呂に入って、その後にゆっくりと話し合おうじゃないか」


「お風呂。お風呂」


「いやだからね!?そもそもの話で!俺ん家の風呂そんな大きくないし!小さかった頃ならともかく今はみんな成長して大きくなったじゃん!」



主に3人のおっぱいが。あと俺の小枝が大木に急速成長する。



「だから4人全員で入ったらぎゅうぎゅうになっちゃうでしょ!?」



おしくらまんじゅう っていうか、おしつぶしまんじゅう っていうか、もう まんじゅう風呂(経験済み(妄想))



「それもたまにはいいんじゃね?」


「な、何人かに分けて入るとか……」


「みんな一緒だから意味があるんじゃないか。誰かを仲間外れになんかしないさ」


「それな。みんな一緒がいい」



孤立無援。現在進行形で俺が仲間外れになってなーい?



「いやだからね?ほら?俺男じゃん?それでみんなは女じゃん?」


「はあぁ?オレらの友情に性別なんて関係ねぇだろ」


「男とか女とか些細な問題だよ。そんなことは関係なく僕らは固い友情で結ばれているのだから」


「それな」



くぅぅうううっー!男女がどうとか意識してる俺だけがバカみてぇだっ!ごめんなさい!俺はオマエらのことすっごい女として意識してる!だっておっぱい大っきいんだもん!女性が女性たる部分の自己主張が否応無く目に入るんだもん!視界の端でたゆんたゆんしてるんだもん!無茶を仰られる!



もはやここまで。



俺は3人に風呂場へと強制連行された。


みんなで一緒に風呂だなんて嬉しくないと言ったら大嘘だ。嬉しいに決まってる。いろいろ想像して、もうすでにガチがち棒ぐらいになってしまってる。


だがしかし……だがしかしぃいいい!


いやなんとかして乗り切るしかあるまい!




「あっ、風呂入る前にちょっとトイレ行ってきていい?」


「……ん?まあ、それぐらいならいいけどよ」


「先に入ってるから直ぐに来るんだよアオくん。約束だからね」


「はやくして」




許しが出たので俺はトイレに駆け込んだ。




俺は脳内にイマジナリー紅、イマジナリー泊、イマジナリー歩夢の3人を特殊召喚!


俺自身に3人をトリプルチューニング!


棒を迎えるは三巨乳!白き精は枯れず、ただぶちまけるのみ!荒ぶる性欲よ空想親友に快楽を刻め!


シンクロ召喚ッ!


ホワイト・スーパーノヴァ・タートルヘッド!


いっけぇえッ!一射にて精命ライフポイントを全て吐き出すんだ!


うぉおおおおおおおぉぉぉーーーッッッ!!!


あっ、こら、紅!がっつきすぎ!うわっ、泊!そんなとこまで……!くっ、歩夢!もう出ない!もう出ないからっ!








【注】大変汚らしい映像が流れております。状況を想像せずに暫くお待ちください。








一方、その頃。








「アオのヤツ……遅ーな。腹でも壊したか?いや、それにしたって遅すぎんな。まさか……逃げたか?」


「大丈夫だよコウくん。アオくんはなんだかんだ言っても約束は破らないさ」


「わーってるよ。アオは約束を破るヤツじゃねぇ。その相手がオレ達なら尚更だ」


「早くアオちゃんに頭洗って欲しい」


「んーー……。あっ!そうだ!んならオレは遅くなった詫びにアオのヤツに身体洗って貰おっかな!」


「おっ、それはいいね。それなら僕もアオくんに全身隈なく綺麗に洗って貰おうかな」


「アオちゃんに頭以外洗ってもらえる?ならボクも洗って貰う」


「まぁ、しょうがねぇよなぁ。遅れてくるアオが悪いんだしな。みんなまとめてアオに洗って貰おうぜ!」


「賛成だね」


「それな」






……Now Loading……。






「ふぅうーー…………スッキリした(賢者タイム)」




戻ろう。



現実に。



空想じゃない本物のアイツらが待ってるーー俺が本来居るべき……。



場所に。



もう大丈夫。あとは目をつぶって極力見ないように、触らないようにすれば反応しないはず。多分。おそらく。いや頼むぜ。マジで。大人しくしててくれよ。ホントに。大丈夫。触らなければ!触らなければ大丈夫だから!多分!


はぁあー……。


さて。


親友をオカズに楽しんでた最低な変態クソ野郎が今行きますよー、っと。









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