水面に投げる小石は如何に?
鈴ノ木 鈴ノ子
みなもになげるこいしはいかに?
穏やかな水面を見ている時であった。
不意に小石を一つ投げてみたくなった。
手近な小石を掴んでポンと投げ入れてみる。
トポンっと音を立てて小さな水の柱が上がり水面が揺れ動く。
美しく映し出されていた景色が歪み、漣の嵐によって水面は乱れていく。
やがて漣を失って水面に美しい景色が再び映し出された。
だが、一度乱されたものは、戻ることは無い。
戻ることは、ないのだ。
水面に投げる小石は如何に? 鈴ノ木 鈴ノ子 @suzunokisuzunoki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます