第8話 すいとん
今日は、悩みに陥りやすい日だったように思います。
今朝みた夢が、異常に現実感がある夢で、しかも、ありもしない記憶を映していたんですね。
既に死んだ祖母と一緒に、古い家(私が生まれたときは既に建て替えられていたので一度も入った事の無い家)に入って思い出の品を探すという……ちょっと飲み込まれそうになるような手触り感のある夢でした。
そのせいかどうか分かりませんが、今日は一日妙な体調(精神状態?)の日でした。
さすがにこのまま一日を終えるのは面白くないので、寝る前に明日の料理の下ごしらえをしておくことにしました。
その料理とは、ズバリ「ひっつみ」
……なんじゃそら?
まあ、もろに郷土料理ですのでねw
知ってる人にはそれだけで住所が特定できてしまうかもしれませんw
地元の言葉で、「摘まんで引っ張って千切る」くらいの意味でしょうか。
文字通りの料理で、まあ他の地域で言うところの「すいとん」だと思えば正解でしょう。
うちの地域では、鶏肉に、人参ごぼう、高野豆腐、板焼き麩、ねぎ等を醤油で味付けした汁に、すいとんを放り込んでいただきます🍴🙏
すいとんは、うどん粉又はすいとん粉を使って捏ねた生地を寝かした後、沸騰したお湯に、文字通り摘まんで引っ張って、ワンタンの如く薄く伸ばしてちぎって投入。浮いてきたら掬って水で冷やします。
それを上記の汁に放り込んで頂くわけです。
ちなみにこの「ひっつみ」
私は子供の頃は大嫌いでしたw
なにが悲しくてこんな味の無いものを食わねばならんのかと、半ば本気で憤ったものですが……
人間の味覚って変わるんですねぇ……
今では大好物の一品です✨
追記:
ひっつみを作る際は、府金製粉の『こな屋さんのすいとん粉』をご使用ください✨
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