第7話 感想が書ける作品と書けない作品
こむら川小説大賞の受賞作品を読んで、少々戸惑ったのですが……。
なんと、感想が書けない……!
どういうことかって?
どういうことでしょう??
いえね、普段ならすらすら出てくる感想が、この受賞作に関してはみんな難しいんです💦
あたしも初めてのことで、かなり戸惑ったのですが……
一過性のものかもしれないけれど、あたしの読み能力の限界が来ているのかもしれない、という恐怖心もあり……。
作品自体はどれも楽しく読ませていただきました。
まぁ、ホラーテイストの作品が多かったのでそのせいかもしれませんけどねw
ただ、天川賞とはだいぶ作風が違うものばかりだなぁ、と云う印象。
原因を探ってみると、審査員の方からあらかじめ好みの系統が提示されてたんですね。吸血鬼長髪イケメン、人魚とホラー、百合と暴力……と。
なるほど、こうして改めて見ると受賞作品はどれも好みに合致したものだったのか。主催者特権というやつですなw
ちなみに、あたしは異世界ものとホラーが苦手なので評価としては辛くなるかもしれません。御一考の程よろしくお願いいたします。
で、前述の通り受賞作は一通り読んでみたのですが……。
いつものような感想が出てこないんですよね……なぜか。
物語は、本当に面白かったんです。読み始めたらたとえホラーであっても掴まれて最後まで読んでしまうほど。
ですが、感想が出てこない。
このとき感じた感覚を表現するのは難しいと云うか、普段読んでいる作品はがっちり掴んでいながらあたしの思考を放し飼いにしてくれるんですよね。それこそ、記憶に干渉して別な物語を頭の中で紡ぎ出してしまうほどに。
ですが、今回読んだ作品はまるで観光ガイドのように、最初から最後までコースを外れること無く完璧に誘導していたと云うか……考える余地さえなかったと云うか。もちろん、慣れないジャンルということも影響しているとは思います。
これ、どっちが良いとかそういうことではないのだろう、とは思います。
ただ、同じように感動や驚愕を受けた後で、感想がかけないのは結構辛かったです。
うーん、この違いをなんと表現すればよいのか……。
物書きとして、致命的な弱点が露呈してしまったような気がして……。
じつは、そろそろ天川賞の次の企画を始めようかと思っていたのですが、こんな状態でちゃんと読めるのかな、という不安が噴出してしまって💦
いずれ始めるつもりですが、もう少しお待ちいただけるとありがたいです。
少なくとも、書いてくださった作者様に失礼のない程度には読めるようになってから始めたいと思っております。
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