第6話 書き直しの是非、功罪

 普段なら近況ノートに書いているようなことを作品ページに流すという、なかなかの暴挙なんですけど楽しいですw 字数が稼げるw


 実際、1000文字以下の短いエッセイって読まれやすいんですよね✨️

 あたし自身、見かけるとサクッと読んでしまいます。

 ただ……これ続けると作品書けなくなっちゃいそうでちょっと怖いですけどね💦


 さて、最近身近な作者様が「書き直し」というものに取り組んでいらっしゃると。


 私自身は、校正や手直しはすごくするんですが、「抜本的書直し」というのはやったことがありません。厳密には、一話だけ書き直したやつがあるんですけど公開はしていないのです。


 難しいんですよね……書き直し。


 私は以前も申しました通り、ヨムもカクも「憑依型」(と自分で勝手に呼んでいる)でして、書いている最中は一緒に物語を楽しみながら書いている、というイメージが近いかもしれません。それ故に、勢いもありますし突発的な発想もガンガン出てきます。普段使ってない部分の脳みそが活性化していくのを感じる、いわゆるに入ってる状態なわけですが、当然ながら書き直しではそれが起こらないんです……。

 既にタネのわかってる手品をもう一回見せられてるようなもので、ものすごく冷めた状態で物語に向き合わねばならないのです。つまり、書き直しの場合はインスピレーションに頼れず、ほぼ全てを技術のみで再構築しなければならないのです。


 結果、出てきたものはとても平凡でおまけに見たことのある筋書き、一体どこが面白かったのかわかりません。あたしが書く場合は、それくらい一発目の勢いが大事になってしまうのです。これが、本職との違いなのだろうなぁ、と。

 それこそ、三題噺みたいにお題を出されれば即興で及第点以上のものをお出しできる書き手のみなさまを尊敬して……いえ、嫉妬というか妬みに満ちた眼差しで見つめておりますギニニニニニニ………。

 話が逸れますけど、お題に沿った物語で最終的にお題のことを忘れるくらい夢中にさせてくれる物語って良いですよね。過去に、天川賞に選ばせていただいた作品の中にも、そう言ったものがいくつも含まれておりました。


 私が書き直した作品は、読者の方からアドバイスを頂いてちょっと試してみようと思ったからです。ほぼほぼ、書き直しに近いレベル。同じ筋書きを描いているのですが、視点も場面も別ですのでほぼ完全新作というレベルで内容が変わってます。


 だから書けた、とも言えるんですよね。

 あたしに必要なのは、同じ物語の書き直しに耐えうる技術、なのかもしれません。

 

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