第10話 敵襲
絶望の転生初日に想像した通りの数日が過ぎて、変化があったのはちょうど女兵士全員が若さを取り戻した、その翌日だった。
朝食のあと、臭い奴隷男にお尻を犯されて、快感のアナルセックス。
僕にとってはさっきのパンよりもこっちの方が食事に思えていた。
たくさん種付けされたい。受精したい。
僕のアナルも男の太い肉棒を柔らかく受け入れて包み込む。
男の肉棒の形すらわかるみたいだった。
今日は奴隷の檻じゃなくて僕にあてがわれた部屋のベッドだったから、四つん這いでも膝が痛くなくて楽だ。
傍には監視役のリズが興味深そうに僕と奴隷男の接合部分を覗きこんでいる。
「そんなデカイのおしりに突っ込まれて、痛くないのってすごいね」
「なんか、お尻の穴がぐいぐい肉棒を締めあげてるのが面白い。牛の乳絞ってるみたい」
そんなことを言われて蔑まれるのって、屈辱的だけどお尻の快感に負けて天に上りそうなときには、逆に興奮を高めてくれる。
「さて、こちらも絞りますかな」
リズはそう言うと、僕の股間に手を伸ばす。
ゆるゆると僕のペニスを刺激してきた。
すでに僕の精を飲むべき兵士はいなくなっている。
今日からは僕から絞りとった精液を薬にする研究を始めると言っていた。
単にペニスを刺激されるだけでは、勃起するよりもくすぐったくて仕方ないのだけど、お尻を男に犯されながらだと、後ろの快感が手伝って、ペニスの方も元気に勃起してしまう。
アナルを出入りする奴隷男の肉棒のリズムに合わせて、リズが僕のものを擦る。
リズの指がヌルヌルと僕の先端をこすって、前後の快感で僕はいきそうになってくる。
「もうすぐ出そうです」
僕が言うと、リズはガラスのコップを僕のペニスの先にあてがうようにした。
ちょうど後ろの男の突き上げが激しくなり、男が僕の中に射精するとき、僕も感極まってコップの中に射精した。塊になった僕の精が尿道を広げながら走って飛び出していく。
その瞬間、僕の元気がなくなってしまう。
一瞬、後ろでも動きが止まった。
でも、すぐにお尻の中の肉棒が硬さを取り戻して二回目の射精に向かって動き出す。
僕は自分の射精後の気だるさと、お尻から追い打ちされる快感で頭が混乱してしまう。
やっぱり同時にっていうのは感覚的にきつい。
リズはコップを持ち上げて、僕の精液の量や匂いを確かめている。
その時、表の方から怒鳴り声が聞こえてきた。
敵襲! 敵襲!
声は見張り台から伝わり、周りの女達も復唱を始めたようだった。
「ちょっと見てくるから、あんたたちはここに居なさいよ」
リズはそう言って慌てて部屋から出ていった。
僕も様子を見に行きたかったが、男の腕は強く僕の腰に回されたまま、周囲の様子なんか耳に入らないって感じで僕のお尻を犯しまくっている。
一旦魅了されてしまうと、周囲の状況なんか関係なくてセックスのことしか頭に無くなるようだ。
ドーンという腹まで響く爆発音が聞こえた。
大砲の音かな。バキバキッと何かが壊れる音も聞こえる。
大勢の叫び声、慌ただしい足音、戦闘が始まったのか?
外はそんな緊迫した場面なのに、僕はといえばお尻を犯されて快感の中だ。
なんとも間抜けだな、と思ってたら、タバサが入ってきた。
そして、いきなり僕を犯している奴隷男を棍棒で殴って、僕から引き剥がす。
「軍隊が攻めてきやがった。あんなのに攻められたらこっちはひとたまりもないよ。もうすぐ門を破られる。あたしらは裏口から脱出するから、あんたにはその間の時間稼ぎをしてもらうよ」
どうしたんですかと言う僕に、タバサは手早く状況を説明してくれた。
「時間稼ぎだなんて、僕はなんの力もないのに」
そう言う僕の手を掴んで、タバサは引っ張っていく。
着いて行くしかなかった。歩いているとお尻から精液が漏れそうだ。
お尻の穴をキュンと締めた。
城門の内側の広場はガランとしている。
でも、太い丸太を組んで作った門扉が壊れかけていた。
大砲を食らったんだろう。
城門の外から馬のいななきやら大勢の足音やら金属の触れ合う音が聞こえていた。
軍の兵士が門を破ってなだれ込んでくるのに、もう猶予はなさそうだ。
女兵士が数人寄ってきて、全裸の僕の手足をしばる。
四つん這いに縛られて、台車に乗せられた。
一体何考えてるんだ?
「あんたは戦わなくていいから。ここであいつらにお尻を拝ませてやりな。あたしらはその間に脱出するってわけ。この砦を奪われるのは痛手だけど、あんたのおかげでこの若さを取り戻せたからね。また一からやりなおすよ。じゃあ、元気でな」
タバサが言って、横に立ったリズも頷いている。
「お前が殺されるってことはないと思うけど、幸運を祈るよ」
最後に、リズが僕のおちんちんをキュンと握った。
さよなら、また会えるといいな、そう言って走っていった。
門の正面に一人、お尻丸出しで縛られている僕。
なんとも間抜けな絵面だな。
その後ろの正面でとうとう門が破られる。
騒々しい足音が近くに迫ってきた。一体どうなるんだろう。
今まで、一人ずつしか相手していなかったからな。
同時に大勢にお尻を見せたことはなかったのだ。
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