第13話 海へ行く準備

部屋に戻って海へ行く準備をする。

荷物は水着と着替えだけでいいみたいだけど、すぐに泳げるように水着を着て行こうかな。

もちろん、ちゃんと着替えも持って行って、下着を忘れた!と言うお約束はちゃんと回避するよ。


「すぐに泳げるように、水着は着ていきます」

「ということは、下着を忘れるってことかな~」

「残念ながら、ちゃんと着替えは既に袋に入れてありますよ」

「そうなんだ、文乃ちゃんの事だから、お約束を忘れないって思ったけどな~」


空さんはなんか残念そうにするけど、そこまでのお約束はしないよ。


「流石にそこまではしませんよ」

「そうだよね~」

「空さんも水着を来て行くのはどうですか?」

「んー、わたしは着いてから着替えるよ、水着はそこまでホールドしないからね~」


空さんはこう言うけど、ホールドする場所はもちろん胸。

高校生でEカップと、けしからん胸をしている夕の上を行くGカップの

空さんだけど、Gカップともあれば服をというか、ゆったりした浴衣を来ていても

十分その大きさがわかるぐらい。

大きい胸は歩くと揺れるいたというけど、つまりそう言う事か。


「大きい胸も大変なんですね」

「そうだよ、大きすぎるのもね。わたしとしては、Dカップの頃が服やブラ探しが

楽でよかったけど、Eを超えると絵柄のある服は着れなくてかわいかっこうができなかたな~」

「夕は中学の頃に胸が大きくなったみたいですが、空さんもですか?」

「そうだよ、わたしも中二の時に急に大きくなったけど、姉も妹も母親もだから

どうもそう言う家系みたいだね~」

「なるほど」


夕も夕のおばさんも胸が大きいけど、やはり家系か。

うちの家系は大きくも小さくもない家系だけど、大きくても大変そう。


「よく肩が凝ると言いますが、こるんですか?」

「んー凝るよかな、Gカップだと大体た中身入りの500mlのペットボトル両肩に固定してぶら下げてるらしいよ~」

「確かに大変そうですね」

「文乃ちゃんも試してみたら~」

「今、度試してみます」


流石に今はペットボトルがないから試さないけど、わたしもそれなりに胸あるから

実際にするなら調整が必要かもしれないけど、1度試してみよう。


「それじゃ、持ち物を確認かな。水着と着替えだけでいいって言ってたけど

物を買ったりするときはどうするのかな?」

「えーと、ちょっと調べ見ます」


ホテルのサイトを調べたら、受付の時に渡されるロッカーのカギにバーコードがあり

チェックアウトの時にまとめて支払う方式らしい。

なんで、現金とかもいらないけど、さらに詳しく読んでいくと

招待券の場合、食べ物と飲み物以外はすべて無料とも書いてあった。

あと、招待券を持って行く必要はなく、部屋のカードキーがあれば良いらしい。


「受付の時に受け取るロッカーキーにバーコードがあって、チェックアウトの時に払うそうですが

招待券の場合、食べ物と飲み物以外はすべて無料だそうです」

「そうなんだ。食べ放題、飲み放題じゃないけど、十分お得だね~」

「ですね」

「持って行くものはタオルと水着だけでいいから、楽でいいね~」

「準備が出来ましたから、行きましょう」

「そうだね~」


わたしたちは荷物とスマホ、汗拭き用のタオルを持ち、貴重品は金庫に入れて

部屋を出ると温海たちの部屋へと向かった。


 温海たちの部屋に着くと、ドアをノックしたらすぐにできた。


「出てくるのが早いね」

「持って行くものは水着と着替えだけからすぐよ」

「それにしても早いよね、待ちかえてねてた?」

「そ、そんな子供みたいことし、してないわよ!」


温海はこう言うけど、この反応はすぐに出られるように待ちかまえてたな。

ただ、今日はこれから楽しむからこれ以上は突っ込まないけど

温海はパーカーにTシャツ姿であるが、Tシャツに水着のフリルがうっすらと見えている。


「ところで温海さん、パーカー姿ですが、その下は水着ですか?」

「そ、そうだけど、なによ」

「いやいや、温海もと思ったけで、わたしも水着を来てるからさ」

「そ、そいうことね」

「夕は……違うかな」


夕もパーカー姿けど、その下はノースリーブなので水着ではない。

ただ、夕はとても大人っぽいんだよね。

あと、空さんはTシャツのみだけど、こちらはなんかエッチな感じがする。

温海は小学生みたくてかわいいよね、うん。


「文乃の事だから、邪な事を考えてると思うけど、船の時間もあるからいくわよ」

「そうだね」

「温海ちゃん~手を繋ごうよ~」

「そ、そうね、ただ、エントランスには人がいるから、ここだけよ」

「もう~照れちゃって~」

「べ、別にいでしょ……」


温海は何時ものように顔を赤くしながら、夕の手を握るった。


「あ~も~いいよね、百合って。わたしも今から百合を目指すかな」

「空さんは百合じゃないんですよね?」

「わたしは自分がなるよりも見る派だったけど、夕ちゃんと温海ちゃんを見てると考えが変わるかな~」

「空さん、この2人が良いのであって、自分がなったら同じようになる訳ではないですよ」

「確かに、これは夕ちゃんと温海ちゃんだからか~」


空さんも納得したようだけど、多分わたしが彼女を作ってもこの2人の様にはならないかな。

やはり、温海と夕だからこれが出せるんだよね。


「もう、恥ずかしい事言わないでよ……とにかく行くわよ」

「そうだね」


温海は夕と手を繋ながらエレベーターホール屁くけど、私と空さんは

手を繋いだ2人姿を見てにやにやしながら、2人の後をついて行ったのだった。

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