第2話 住民票と印鑑証明

僕の努めているお店では普通車だけでなく、軽自動車も販売している。

普通車の名義登録には印鑑証明、軽自動車の名義登録には住民票が必要になる。

車はどこのお店で買っても性能は同じ、我が社ではお客様の満足度向上のため、登録書類を無料で取得するサービスを提供している。

もちろん、実際に書類を取りに行くのは下っ端の僕の役目。

毎週月曜日に市役所に印鑑証明と住民票を取りに行っている。

月曜日の市役所窓口はいつも混んでいて大変そうだけど、5時には帰れると思うとうらやましい。

就職活動するときなんで企業研究しなかったんだろう。公務員になれば良かった。

今からでも遅く無いかな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ホワイト職場を夢見て公務員になったのに、生活保護のケースワーカーになって、ブラック職場に来てしまった。 @ochamu8530

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ