6.秋刀魚

夕暮れ、秋の空に香る

炭火の上で、秋刀魚が弾ける

ふわりと立ち上る香ばしい煙

空気が、すぐにお腹を引き寄せる


火の上でパチパチと

黄金色に変わる身が輝く

待ちきれずに近づく子どもたち

香りが、心をくすぐる一瞬


焼き上がる、夕食の喜び

秋の夜に、笑顔がこぼれる

ひと口で広がる、深い味わい

楽しみが、舌の上でまた弾ける

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