プロローグ 第2話 「ライム」

明らかに初心者向けの街に行った。運動を避ける俺には非常に長い旅だったが、この異世界の体にとっては簡単だった!全然疲れなかった。しかし、それがいらだちを引き起こした。


町に着くと、冒険者ギルドを探し、冒険者として登録した。ステータスカードをもらうと、絶望しか残っていないことに気がついた。攻撃力や魔力など、全てのステータスの数字がカードの端をを越えり、次々と新しい行に続き、自分の名前とレベルを隠すほど高かった。思わず泣いてしまった。



「お前、ここらの者じゃなさそうだな。」


俺の耳を見てるじじがテーブルから立ち上がり、近寄ってきた。自分の二倍の大きさの剣を持ち、尖った耳をしているーーへーー、皆尖った耳をしている。どうやら、皆エルフらしい!


「えー?この世界で種族差別なんてあるのか?かわいいソードだけど、怖くないよ。」


死ぬ前にインターネットでアメリカ人とゲームをしていたので、種族差別に慣れており、このじじが全然怖くない。


「変な言葉を口にするな」じじは俺の服を確認しながら言った。

「お前を探していたんだぞ。俺は『西の大陸と東の海と南の空の偉大なおじい様』と言われている。姫様が俺を送ってきたんだーーおい、聞いてるか!


俺は聞いていなかった。まだ、恐怖でステータスカードをじっと見つめていた。


「じじ、変な名前と背景については気にしない。魔王の城ってどこ?」


「変なー!?えっ、あ、じゃあ、すでに知っているのか?その悪魔はこの王国を世紀にわたって脅かしてーー」


「どこ?」


「じゃあ、『北のおじい様』と呼ばれない理由があるんだぞ。城があっちだ。」


「分かった。少ししたら戻る。または、運が良ければ、死んでステータスを再振り直すかもな。」


きっと、魔王は強すぎる!俺がそんなボスを倒せるわけがない!


***


それから、ここに到着した。


城が崩れるにかけてじじのクエストを聞くために初心者の街に戻った。


どうやら、自分を召喚したのはライム(韻)というエルフらしい。じじによると、彼女のところに行くべきだと言われた。まあ、ライムが説明してくれれば、俺の力を減らす方法も分かるかもしれないとっ思た。


***


「おい、ライムいるか?」


エルフの城の扉を開け放った。まじは……そっとに蹴って開けるつもりだったけど、ドアが蝶番から吹き飛び、守衛にぶつかり、向こう壁と挟んでしまった。でも……それで止まることはない。ドアと守衛と壁のサンドイッチが向こうの壁を貫通し、ようやく止まった。


部屋の中には豪華な金色の椅子に座ってお茶を飲んでいる女性がいた。金髪のポニーテールを持ち、緑色の露出度が高いドレスを着た、目立つ大きな胸の女性だ。彼女はまるでロボットのように優雅に立ち上がったり、姫らしい威厳で湯のみを吸った。その後、湯のみを地面に投げ捨てた。


ガシャーン!!


「何していたのですか!遅いではありませんか!数時間前にこの罪深い世界にヒーローを召喚したのに、こんな田舎の屋敷で一日中に待たらなないとは!」とライムは叫んだ。


「魔王の城は近くないよ。」


「え?どうして、そんなところ……」


「どうぞ。」


俺はライムの足に魔王の頭を捨てた。


「へーーーー!!!」ふっと、怒りが消え、賞賛の色が滲んだ。

「流石!素晴らしいヒーロー!王国ーーいや、世界を助けていただきましたわ!


「違う!これは最悪だ!」


「え?それってどういう意味ですの?」


「バカのお前は俺を召喚した時、俺が強すぎるにして、このファンタジー世界を活かせないようにしたんだよ!」


「姫様にそんな言い方を許せません!」


壁に挟まれた守衛は這うように近寄り、叫んだ。剣を構えようとしたが、俺はその剣を取り上げ、歪めて、ライムに向かって戻った。


「説明しろ。」


「では、この世界はシンフォニアですわ。」

ライムは恐る恐る口を開けた。その後、続けた。

「不思議な三人の神様によって作られた平和な世界です。しかし、かつては平和な世界でした。数世紀前に突然、魔王の軍隊現れてーー」


「スキップ。」


「現れて、世界をーーえ?スキップと言いましたか!」


「うん、スキップ。俺の世界にはこんな迷惑なカットシーンがあるからー」


「ゲームを知っていますよ。バカではありませんわ。もう、強いと言っても、必ずしも意地悪であるわけでははありませんし、尊敬を学ぶべきですわ。」


「なんで、ゲームを……」


「違う世界を知っていれば、ヒーロー召喚の前にその文化を研究するのは当然ですわ。最も、ヒーローの人生も研究しているのが普通です。」


「……」


「きゃー、とても諦めない人だと思いました。でも、こんな人は手前に現れるとは思っていませんでしたわ。」


変な姫は褒めることから注意することにすぐ変わった。


俺はゴホンして咳払をした。


「ごめん。じゃ、大切なことだけ説明してください。」


「聞いてくださいませ。わたくしはライムというエルフの姫でございます。手前のヒーローは『ケーデンス』と伝わっておりますが、それは正しいでしょうか?」

「それは質問じゃなかった。なんで、こんなにぶっ壊れたんだ?」


「それは知りません。ごめんなさい。」


「分かった。じゃ、お前は俺を召喚したのなら、力を減らす責任はお前にあるってことだな。楽しいファンタジー冒険がしたいんだ。」


「あの、実は……」ライムは声を上げたが、すぐに止まった。


俺は睨んだ。


「ちょっと恥ずかしいですが……」


「なにそれ?」


「召喚したのは私ではありませんでした。」


「誰が?」


「誰にもバレないように約束してください!」


「うん、気にしないよ。で、誰が召喚したの?」


「うーん、ヒーローとして知っておくべきですわ。召喚したのは……人間の魔法使いでした。」


「ライムが俺を召喚しなかったのは、なんで必要なの?」


「私は連合エルフ王国の美しくて魔法強くて誇り高い姫でございますわ。」


「謙虚な姫じゃないけど……」


「それですから、私が召喚魔法を使えないことをバレると、国の惨事になるのですわ。それに、召喚したのは人間ですからー。」

ライムは無視し、続けた。


「あ!問題が分かった。」ライムを指さして言った。

「人間に対して人種差別をしている。」


「そんなことはありませんわ!」

ライムは頬が真っ赤になり、首を振った。

「ケーデンスの未開の世界ではいわゆる「人種」とは生物的な違いが全くありませんが、シンフォニアには様々な人種が存在します。この世界には実際に九つの人種がありますが、ヒーローは長い説明が好きではないでしょうからー」


「感謝している。」


「召喚魔法を使えるエルフとか固有がない人間とかいます。そのため、魔法の遺物を使わなければならなかったり、悪魔との条約を結ばなければならなかったりします。ですから、わかるでしょう。弱い人間の助っ人を任せるのは、本当に恥ずかしいですわ。」


ライムが話し終わった後、少しずつ考えた。5秒くらい後に答えた。


「人間のほうが強いだろう。臨機応変だから。」


ライムは火照った。ケーデンス続けた。


「召喚だけなら、それは弱いね」


ライムは微かに揺れ、拳を握った。


「いつも他の人や使い魔に頼ってばかりで、自分自身が弱いってことだ。」


「黙ってください!」


うんざりしたライムはケーデンスにパンチをしようとしたが、ケーデンスの顔を打つと、彼は動かなかった。まるで石を打ったように感じた。


瞬間、ライムはケーデンスの無関心の目を見て込んだ。次の瞬間、彼女は一所懸命に石を打ったように痛みを感じた。

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