嫉妬
一限の歴史の時間、携帯が振動した
カトカワからの通知かと思って、携帯を出すと、 綾崎さんからRINEがきていた
なんなんだと思いながら読むと、桜さんと付き合ってるのかという内容だった
どうして、みんな俺と桜を付き合わせたがってるんだ
「付き合ってないよ」と正直に答えた
すると今度は「じゃあ黒澤くんは私とは登校しなかったのに桜さんとはどうして登校したのかな、勘違いされるのが嫌なんだよね、それともただ私と登校するのが嫌だったの?」
なぜか怒りが見えた
「別にそういうわけじゃない、桜とは前から仲が良かったけど、綾崎さんとは昨日知り合ったばかりだし、急に距離が近づくと周りから変な目で見られると思っただけだ」そう答えた
「ふーん、まあ一応わかったわ、黒澤くんが次は私と登校すると約束するなら許してあげる」
「はいはい、分かりました、そうさせていただきます」
「よろしい」
こうやって高校生っぽいことを自分がするなんて全く思わなかった
初めてのことで少し胸が躍った
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます