後始末

「予想外だ!!ああ!実にいい気分だ!」


高ぶる喜びと快楽そして力、ヴェドラはその心の高ぶりに酔っていた。


『ああぁ』


『あっあいつやばく無いか!?』


『勝てるわけがない!』


ザワザワとする、魔王軍の下っ端。一人は何処かに逃げようとし、一人は戦意を無くし呆然とし、一人は腰を抜かしていた。


だが、逃げようとしても赤黒い血の地面そして青い炎がそれを許してくれない。まるで、逃げるなと言わんばかりに血の手が足にこびりつき、青い炎は更に勢いをましその場を逃げれなかった。


そうとは知らずにヴェドラは、、、


「うるせぇな」


魔王軍の下っ端を睨みつけ、『ごべばぁ!!』目の威圧だけで頭を爆発させた。


もう、その場には戦おうとしている者はもういない。


だが、それでもヴェドラは次々えと魔王軍の下っ端を殺していった。そして、残ったのは村人とエルサそして魔族の女だけ


「で?お前はどうする?」


魔族の女に近づき、上から顔を覗き込むヴェドラの姿はまさに死神に見えていただろう。


『お願い、、、見逃して』


魔族の女は涙目になり、命乞いを始まる。


「なあ?お前は魔王軍の手下なんだろう?」


「なら、魔の王とやらにこう伝えてやれ〝いつか必ずそっちに行く〟ってな」


そお言いヴェドラは、出していた魔力と境界を解除しいつもの村の風景に戻った。


「まあ、伝えたとてお前が生きているかどうかわからないがな」


『あっあああっうわぁぁぁー!』


「おおー、はっえ」


魔族の女は、ものすごいスピードで飛び何処かえ消えてしまった。


「これは一体何があったんですか?」


現れたのは、若い兵士体は回復しているが体力がまだ戻っては無いのか息をあげていた。若い兵士は、エルサに近づき聞いた。


「ヴェドラくんが、、、魔王軍をいいえ、魔族を倒しました、、、」


「!?魔族を!そこまであいつは化け物なのか!」


「違う!!」


「あの方は村を救った英雄です」


「!?」


ヴェドラは五歳、子供だかその力は魔族やSランク級の魔物よも超える。そんな人間を人と呼ぶのか?いや、化け物だろ?。それでも、エルサの目は恋した乙女のようにヴェドラを見ている。


だか、、、若い兵士にはエルサが狂人のそれに見えていた。



(ヴェドラ目線)


いやー、まさかこんな早くこのスキルが覚醒するとは!驚いた。それに、この異常な高ぶる力!力が溢れ出る。『邪悪王降臨』か、、、まさにこの僕にふさわしいスキルだ!それに、、、


このスキルが覚醒した時、変な声が聞こえたな?

『現れた』まるで幽霊みたいな声が脳内に聞こえた。


あれはなんだったのだろうか?それに、その声は『もう一つスキルを』といっても消えて言ったな。


僕が持っていたスキルは一つだけだったが、声が言っていることが本当なら二つになる。


一般的にスキルは誰でも持っているが一個だけでは無い、いくつもの修羅場をくくり偉大な者から

スキルをもらう人。もともと、生まれた時からスキルを複数持つ人だっている。理由はさまざまだ。


あの声の正体がなんであろうと、、、


「儲けだな」


「さて家に帰るかおい兵士帰るぞ!」


「っ!はい!」


「っ!お待ちがたされ!」


「ん?」


すると、一人の老耄(村長)が僕の元にやってきた。


「形がなんであれ、、、あなたはこの村を救った英雄です!どうかお礼をさせてください」


老耄(村長)と村人達が、僕の所にやって来て老耄(村長)が代表で礼を言った。


「別にいい俺はただ殺し合いがしたかっただけだ」


「っ!わかりましたじゃ」


「それじゃ行くぞ」


村の奴らにそを言い、今度こそ出て行こうとすると


「待って!」


「あ?」


「またいつか会えますか!」


「会わねーよ!興味ない」


僕は苛立ちながら家に帰った。


(アグノール家)


「ただいまー!」


「今帰りました」


「ああ、お帰り、、、遅かったな」


「お帰りなさい」


迎えて来る、父と母だか何故か焦っているようだった。


「他の兵士は?」


「それは、、、」


「実はね!他の兵士さん達村に行く途中に怪我をしている人がいたからその人を街に連れて行ったの!」


「っ!、、、そうです」


「そうか、、、それは良かった」


その言葉を最後に、僕は部屋に一息ついたのだった。


一方その頃


「この村で一体何があった!」


「皆さん無事ですか!?」


「この死体、、、まさか魔王軍か」


そこにはユグドラシル王国のアルバ、そして20人ほどの兵士たちがいた。


村長が魔王軍と魔族がこの村に攻めてきた事を伝えると。


「ならその魔王軍と魔族を倒したのは誰だ!」


「、、、」


その場にいた、村長・村人がお互いを見つめ合ったそして誰かが言った


王が現れたと、、、


一方魔王城


『これがあの時に起こった出来事です、、、』


震える魔族の女、、、見上げるとそこには王座に座った魔王がいた。


『そうかもう良い下がれ』


『え?』


『聞こえなかった?下がれと言ったのだ』


『はい!』


その場を慌てて離れる魔族の女


『くくく!いつかそっちに行くか、、、楽しみにしているぞヴェドラ』


そして、楽しみが増えたように笑う魔王がいた。




⭐︎⭐︎⭐︎


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