その日、、、世界は知る

『死ね!!』


ダッ!!


先程とは比べ物にもならないスピードで、魔族の男はヴェドラにパンチをしようと襲いかかる。


「へぇ、、、」


だが、それでもヴェドラは腰を後ろにして魔族の男の攻撃を避ける。


《ちぃ、体が小せえから攻撃しずれぇな!!》


『だが!!この距離では避けられないぞ!!』


『スキル冷酷!!からの〜氷魔法大氷!!』


バン!!ドン!!


ヴェドラはスキル冷酷の魔力の衝撃波をモロにくらい、さらにとてつも無くでかい氷の岩を当てられた。


『すげぇ、恐ろしすぎるぜ!!』


『これが、、、魔王様の赤目の力、、、』


魔族の女も魔王軍の下っ端も、魔族の男の力に魅力されていた。


「いてて、はぁ、、、今の俺の強さはこれが限界か、、、」


ヴェドラは吹き飛ばされたところから現れ、厄災剣紅蓮魔は消滅し。確かに口元には血が出ており、その口元の血を腕でふいた。


『ハハハハ!ついにその体に傷ができたな!!』


喜ぶのは魔族の男


「ハッ!その変な目玉で強化されてやっとな」


確かに魔族の男の攻撃で、体にはダメージが入ったがそれでもヴェドラは余裕の表情をする。


『ちっっ!だが俺の攻撃が効いたなら!思う存分楽しんでやるぜ!!』


「?あの赤い目玉でキャラ変わったか?」


『氷魔法氷河のつぶて!!』


「うそ、、、」


エルサや村人が驚くのは無理もない。出てくるのは、ヴェドラの上空から魔族の男の前から数えきれないほどの鋭い氷が出ており。


『死ね、、、』


ヒュン!ヒュン!ヒュン!


冷たい言葉と共に一斉に、ヴェドラに向かった。その速さは異常。おそらく、その技の威力は冒険者Aランクの人を瞬殺すらほどだ。Sランクでも、防ぐ事は困難なほど避けることもできない角度で氷が襲ってくる。


だが、ヴェドラは違った、、、氷を左右えと回避していく。ありあえない、、、ヴェドラは膨大な魔力と共に一歩と一歩と魔族の男に近づいてくる。


『っっっ!!はぁぁぁぁ!!』


ババババザザ!!


更に増える鋭い氷、だかどれもヴェドラには当たらない。


魔族の男は思う、当たらないのはガキが小さいからだ!当たらないのは偶然なんだ!といくつもの言い訳を惨めに考える。


「もう、目が慣れた」


避ける、避ける。まるで、魔族の男が何処を狙っているのかがわかっているかのように。


『あっぁぁぁ、、、』


遂には魔族の男の目の前まできてしまった。魔族の男は膝が折れ戦う事を忘れてしまった。


『そんな馬鹿な、、、』


『まさかあの攻撃を、、、』


『嘘だろ、、、』


魔族の女も魔王軍の下っ端も同様。奴らは人間が見たら化け物だ。人間を遥かに超え、手をつけられないほどの力を待つ。それは、魔族も同様。魔物とは比べ物にもならいほどその強さはドラゴンに匹敵し、討伐依頼ではどれもSランク。下っ端たちでもBランクはつく。


たが、その魔族や魔法軍の下っ端でもこれは思う。今、目の前にいるこの人間は、、、化け物だと。


「ヴェドラくん、、、」


だか、そんな中一人だけ考えていることの違う人間がいた。村人達も今ではヴェドラは人間じゃ無い。人間の皮を被った何かに思っている。


それなのに、この娘エルサはヴェドラの事をカッコよく勇敢で。まるで、白馬に乗った王子様みたい感覚でヴェドラを見ていた。胸を熱くして。


「いい物をくれてやろう」


『あぁぁ』


するとヴェドラは魔族の男の胸に手を近づけ


『炎魔法炎王の息吹』


ゴォッドオーー


『ごぉおあああ!!』


とてつもない極炎が魔族の男を襲う。そして、炎がやむ。


パリン!!


魔族の男がつけていた、目玉が弾け飛び赤黒い模様は消えそこには焼き焦げた魔族の男がいた。

だか、息がまだある。


『うっっう!うわぁぁ!!』


その状態でも、両手を上げヴェドラに襲いかかってきた。


「お前が初めてだよ、、、俺が殺し合いに魔法を使ったのは」


ヴェドラは魔族の両手を掴み。そして、、、今までとは比べ物にはならない果てしない魔力が出る。


『なっなんだ!!この力は!』


「だからお前には俺の最強の魔法を味合わせてやろう」


『!!?あぁぁっ離せ!離せ!』


魔族の男は必死に逃げようとし、そして襲った事に後悔をした。間違いなく、殺される事がわかったから。だが、ヴェドラが掴む力は強くどうしてもほどけれない。


トン、、、


『終焉大魔法ラストストーリー(最期の物語)』


すると、ヴェドラは魔族の男の両手を離し。そして魔族の男の胸に手を当たる。すると、、、


ギュャン!


『!?』


魔族の男の周りに黒い玉が出現し男を閉じ込める。魔族の男は、抵抗するかのように中から殴る蹴る。そして、何かを叫んでいるが誰にもその声は聞こえない。


ヴェドラはそれを無視し、魔族の女と魔王軍の下っ端の所に歩いて行く。


そして、、、


ビカ!!


黒い玉は赤く光消滅する、そこにいた魔族の男はもういなかった。


『あぁぁ』


そして、魔族の女魔王軍の下っ端村人。皆が彼を恐怖し絶望し涙目になり。腰が折れ、戦意を無くし。畏怖の念を込めてこう思う、そして誰かが呼んでしまった。


魔王、と。


「!!」


すると、ヴェドラは一瞬で魔王と呼んでしまった人物に顔を合わせてしまう。その人物は、、、魔族の女だった。


見ればわかる、ヴェドラは激怒していた。魔力とヴェドラの表情がそれをものがかっていた。


「違う」


『ッ!!』


魔族の女が何かを言おうとした時、先にヴェドラが喋った。


「違う違う違う違う違う!!」


「俺は魔の王では無い、、、俺は悪の王だ」


「邪悪にして極悪非道、、、残酷無相の邪悪な王だ!」


「二度と間違えるな、、、」


『あぁぁ』


溢れるのは魔力いや、恐怖と絶望。そしてその声は、まさに、、、死。聞いたものは、恐らく失禁しただろ。泣いただろう。そういいきれるまでに恐ろしかった。


「ん?」


すると、ヴェドラは己の両手を見て体に何かの違和感を感じ。そして、、、


「クックック!ウァーハハハハハハ!!」


ギュュュドオーン


笑い出した。それと同時に、天に立つ程の魔力が霰出す。


『!?』


そしてその場にいた者の地面には、赤黒くドロドロした血のような何かとそれを囲むかのように青い炎


そして、、、その時その場にいる者が。否、人間が魔族が魔物が、、、世界が知った。


ジージー『魔王?』ジージー

????????????

NO


ユグドラシル王国


「なんだ!!この魔力量は!」


「まさか!例の謎の怪物か!」


「兵士よ今すぐにギルド長に伝えるのだ!、、、いやもはや気づいているか、、、」


ジージー『悪王?』ジージー

????????????

NO


英雄勇者ユグドラシル学園


「キャャャャ!!っっ!!」


「これは!魔族が攻めてきたのか!?」


「いや、、、これは魔族でも無い、、、魔王か」


「生徒達は今すぐ安全なところえ!」


ジージー『邪王?』ジージー

????????????

NO


奇跡の砂漠王国


「!?、何じゃ!これは!」


「魔王か!?」


「いや!魔王の城はここからはかけ離れたところにある!いくら魔王でも魔力が届くはずがない!まさか!聖神王教会が言っていた!」


「ついに現れてしまったのですね、、、」


ジージー『邪悪王?』ジージー

????????????

YES


魔王城


「ほう、、、この魔力我と匹敵するか」


「魔王様、、、」


ジージー『邪悪王降臨』ジージー


そう、この星のあらゆる生物がもしかしたら神よもが知ってしまった。新たなる王の誕生に、、、


アグノール家


「貴方、、、もしかして」


「ああ、、、ついに覚醒してしまった、、、ヴェドラが邪悪な王に!」



⭐︎⭐︎⭐︎


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