魔族対ヴェドラ

『貴様、、、ワイバーンを殺したのか』


『なかなかやるじゃない』


「あ?ああお前らかこの女の親に化けてたのは?」


『ふん、やはり気づいていたか』


「当たり前だろ?お前ら俺が山賊殺した所にいないのに兵士のやつじゃなく俺が倒したと言っていたし」


「それに、女の家に入る時キャームをかけただろ?俺や兵士は気づいて防いだが女はまんまとかかっていたな」


「そして決めては、俺たちに出した肉の丸煮だ。まだスープ系なやつならわかるが、お前らは俺や兵士の分も知ってたかとばかりあたり前に出したからな」


『ふっ全てお見通しだったか』


『まあ、別にどうでもいいじゃないかこのガキを殺せばさ!』


ダダダダ!!


そお言い魔族の女は、ヴェドラに殴りかかる。


ダッン!!


拳はヴェドラの顔に当たった。


「ヴェドラくん!!」


「ああ、何という事を、、、」


『ハハハ!エイズ様はパンチをモロに喰らいやがった!!』


『こりゃあ死んだな!!』


嘲笑う魔王軍の下っ端達とエイズ達だか、、、


「いいね〜あの竜よりかは弱いがいいセンいっているんじゃないか?」


『!!』


ヴェドラは顔を殴られたが、何の事もなくケロッとしていた。


『そんな、、、』


『うそだろ?』


「すごい、、、」


周りからは、エルサも下っ端も村人達もザワザワする。そして、魔族の女も信じられないかのように一歩と後ろに歩く。


『っっ!!そんなはずはないよ!!』


『毒魔法ポイズンクロック!!』


ゴォ!ゴォ!ゴォ!


魔族の女は、自分の魔法をうつ。出てくるのは毒々しい岩がヴェドラに襲いかかる。


「毒の魔法かなら、、、」


ドォォン!!


その威力は凄まじく、ヴェドラがいたところはクレーターができるほで砂埃がまう。


『今度こそやったぜ!!』


『ハハハ!エイズ様の毒を喰らったらドラゴンだろうと死ぬんだ!!』


『馬鹿がよく見ろ、、、』


『!!?』



「受けてみたが大した毒では無いな、、、痒いだけだ」


確かに毒を受け、毒状態にはなったがヴェドラはまたもやケロッとしていた。


『ッッ!!くそが!!』


『毒魔法猛毒の毒玉!!』


ダダダダ!!


「、、、」


ヒュン!ヒュン!


今度は無数の毒玉で、ヴェドラに攻撃。しかし、、、ヴェドラは毒玉を薙ぎ払うかのように毒玉を回避した。


『そんな馬鹿な!!、、、っ!!アンタ達何やってんのさ!!早くこいつを襲いなさい!!』


『『『!?、はい!!』』』


次にヴェドラに襲いかかるのは魔王軍の下っ端達があらゆる方向から来る。


「今度は雑魚どもか」


『死ね!!ガキ!!』


すると、ヴェドラからとてつもない魔力が溢れ出る。


『!!』


「「これは!!うそ!!」」


『まさか!!このガキもかい!!』


『、、、』


ピカ!!


『へ?あべぶ!!』


『ぐぁぁぁ!!』


『ぎゃ!!』


すると、ヴェドラに襲ってきた下っ端達が一斉に頭部を破壊された。殺されたのは役60人、魔王軍の半分以上やられた。


『一体何がぁぁぁ!』


『一瞬ですごい数が!!』


残った下っ端達、魔族の女、村人達がこの光景に絶句する。


『なるほど、あの時は遠くであまり見えてなかったが、、、貴様己の魔力を圧縮して圧であいつらを殺したか、、、』


「だったら何?」


《可視化できる魔力、、、だが奴の周りには境界が出ていないこいつも不完全なのか?だか、、、子供にしてこの魔力量と強さはエイズよも圧倒しているだろう。これは、、、》


ダン!!


『お前をいち早く殺す!』


魔族の男は、驚愕的なスピードでヴェドラに襲いかかる。


《恐らくこいつが成長すれば我々の害になる!!》


『エイズ!!奴は危険だこいつを殺すぞ!!』


『!!?わかったよ!!』


魔族の女もまたヴェドラに襲い掛かり、、、


『氷魔法氷河のつぶて!!』


バババババ!!


『毒魔法猛毒の霧雲!!』


ファ〜


「へへ!は!!」


バッン!!


しかし、ヴェドラが片腕を払いその衝撃だけで魔族達の魔法を防いでしまう。


『まだだ!』


ドン!!


魔族の男が、魔法を防がれるとわかっていたのか。防がれた瞬間にヴェドラに近づき強烈なパンチを打ったが。


「遅い」


『!?』


ヴェドラは、驚愕的なスピードでパンチを回避した。


『私を忘れては困るよ!!』


『毒魔法猛毒の剣!!』


『スキル毒死の悲鳴!!』


ビュ!!ビュ!!


魔族の女は、剣を召喚しスキルを使用した事でさらに攻撃と毒の効果を増加させ。その剣の衝撃を出す。


『スキル冷酷!!』


バン!!


魔族の男は、スキルを使用してヴェドラに向かい冷たい魔力の衝撃波で攻撃する。


「面白くなってきたな!!」


「闇魔法厄災剣紅蓮魔」


『!!?』


スババババ!!


ヴェドラが召喚した剣で全ての攻撃を防ぎ切る。


『氷魔法アイスソード!!はぁ!!』


ダダ!!


『カギがぁぁ!!』


ダダ!!


ババババ!!


魔族二人からの剣の攻撃、鋭く早く辺りには斬撃により木が地面が傷がつく。だが、、、


「、、、」


カンカン!!


いかなる剣さばきでも、ヴェドラは平然と防ぎ切る。


「すごい」


その時魔王軍の下っ端も村人達もエルサもこの光景に唖然とする。


『貴様は何もなんだ!!』


『この私が!!』 


ババババ!!


「さあな?ただの人間さ」


ダッ!!


魔族達はヴェドラから一旦距離を取る。


『こうなったら、、、あれを使うか』


『まさか!正気かい!ユドラ!!』


「?」


すると魔族の男は、どこからか赤い目玉をした何かをおでこに埋め込んだ。


『ぐっっおお!!』


すると、魔族の辺りから膨大な魔力が溢れ出す。

可視化できる魔力は王になる素質がある者だけが出せる。だが、、、魔族から出た魔力はそれとは違う何かだった。


『はぁはぁはぁはぁ!』


『この馬鹿、、、』


体には赤黒い変な模様が出ており、おでこからは奴がつけた赤い目玉がギョロギョロと動いていた。まさに、異様な姿。


「化け物、、、」


そう、その場にいた誰もがそう思った。


『ははは、いい気分だ!今殺してやるよ』


「おお、いいね王道な物が出たな」


「ヴェドラくん、、、」


エルサや村人達はただただ、ヴェドラが勝つように祈ることしかできなかった。



⭐︎⭐︎⭐︎


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