背伸びよる恐怖

〈カルラス村〉


『軍勢は何人いる?』


『およそ100人ぐらいよ、この村を落とすのには多いが早くすむでしょ?』


《うう、お願い体動いて》


生死のない目をした娘エルサは思う。そして、いかにも人間離れした姿の人型『魔族』がそこにいた。エルサはこの家に入った瞬間この魔族の魔法で精神を操られてしまっていた。


『だが、奴らは我らの術にかからなかったそれに山賊を瞬殺していたぞ』


『ふん、何さ?たかが人間を瞬殺するなど私達にもできるよ。それに、ワイバーンに殺されているさ』


『ふむ、よかろう。この娘はどうしようか、、、』


『ふっ、殺してもいいだろう?。それにこいつの家族は既に殺している。家族そろってあの世に行くんだ、娘にとって嬉しい事だろう?』


《え?》


魔族は言う、信じられない真実にエルサは戸惑う。そして、悲しさと怒りが込み上げてくる。


『そうだな、さて、、、いよいよこの時がきた軍に指示を出すぞ』


『ああ、そうだな』


そおいい、魔族は家の外に出る。娘を残して。


《お願い!動いて!!この事を皆んなに伝えなきゃ!!》


その思いは虚しく体は動かない《ブオオー》そして、悪夢がカルラス村に襲う。


『よし、ユドラ様の角笛が鳴った。全軍進むぞ!』


『はっ!』


村の近くの森には、100人もの魔族の軍勢が一斉に村に進んでいく


「なんだ!なんだ!何が起こった!」


「ひっ!魔族だ!魔族が攻めてきた!!」


「うわー!!」


魔族の軍勢が攻めてきたことで、村人達がようやく気づいた。


『よく聞け!人間ども今からこの村は我々魔王軍の物だ!!』


『死にたくなければ、地面に頭をたらな!』


《うう、皆んなが大変な目にお願い動いてー!》


家の窓から、外の風景を見ていたエルサは必死に魔法の術を抵抗していた。


「うがぎゃっっー!」


「ゔっっ!」


次々と魔王軍に村人達が殺されて行く。


「お願いですじゃ、村は貴方たちにあげます!だからどうか皆には何もしないでくれ!!」


村の村長が必死に軍の上に立っているであろう、魔族にお願いを言う。しかし、、、


『目障りだ、消えろ』


「ぐぁぁぁー!!」


何が間に触ったのか、魔族は村長を手で払い致命傷とも言える傷を脇腹におった。


「うぐぐが、、、!!」


「村長!今傷を!!」


村長の近くに、女性が立ち村長に回復魔法を唱えようとしたが


『何の真似だ?やめろ』


止められる。


「お願いします!村長が死んでしまいます!!」


「うぐぐぐっっ!!」


《お願い!動いて!》ビク


『ふん、老耄が死んだてもどうでといいだろう?なら、お前も死ね』


《!?》バタバタ


「やめて!!」ガチャ


魔族が女性を殺そうとした時、エルサは術を解き家の外に出た。


『ほう、、、術を解いたか。おい、人間ごときに術を解かされるとはお前も落ちたなエイズ』


『うっさいわね、私が一番怒りが込み上げてくるよ!!』


「これ以上酷い事しないで!」


『?、だからなんだ?貴様に何ができる?』


『ふん!、出しゃばらないで大人しくしたけばいいものを!』


「私だって、パパに戦い方を教えてもらったんだ!あなた達を倒します!」


『、、、舐めんなよ?』


冷たい言葉と共に、魔族から冷たい魔力が辺りを襲う。



⭐︎⭐︎⭐︎


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