竜とは、、、そして
「やっぱり、ダメだ」
「なあ、気づいているか?俺が魔法を一度も使って無い事に」
『ぐっ!』
そう、ヴェドラは一度も魔法を使ってない。己の身体能力だけで竜王を圧倒しているのだ
「お前は、竜失格だ」
『何!?』
「なあ、何故男が竜にドラゴンに憧れるか知っているか?」
『っっっっ!!』
さらにます、魔力のオーラ。それだけで、もう竜王の心は折れていた。
スタスタとヴェドラは竜王に近づきそして、語り出す。
「男はロマンを追い求める。大きな試練に挑み自分がまるで物語の主人公なんだと思える一時が好きなんだ」
「その大きな試練こそがドラゴンが多いだ、とてつもなくでかいドラゴン、強く気高いドラゴンまさしく、己を主人公なんだと思わせてくれるのがドラゴンなんだ」
「なあ?、貴様はワイバーンだが竜王と名乗った。竜の王だ」
竜王の体に近づき
「それなのに」
ドガ!!!
『ぐぁぁ!!』
そして、殴る。頬からから血が出る
「ドラゴンは強くてはならない」
バキ!!
『があああ!!』
また、殴る。鱗が崩れる
「ドラゴンは絶対的で強者でなくてはならない」
『、、、、』
ドーン!!
また、殴る。意識を失う
「なあ?、頼むから俺を失望させるな?」
頭の角を掴まれ、上げられた事により意識が目覚める。しかし間違っていた、竜王はつくづく思う。相手してはいけなかった。挑んではいけなかった。後悔し始まる。
そして、、、
「だが、俺だけ魔法を使わないのは竜の王に悪いな一つぐらい使ってやろう」
ヴェドラは竜王にわざ笑う。
「終焉大魔法・消滅の怨炎」
竜王リヴァイバーン、約三百年未満でその人生は灰になり。首と片腕だけが残った、、、
「チッ、、、片腕が残ったか、まだまだ未完成だな」
そして、ヴェドラは竜王の首を地面に落とし。近くにある竜王の片腕を
バァク!
食ったのだった。
・・・2時間後
「ウッッ、、、ここは?」
「ようやく気がついたか貧弱」
「ヴェドラ様?」
違うには大きな岩に腰を落としているヴェドラが居た。
「奴は一体何処に?」
若い兵士が周りを見渡すが、クレーターや瓦礫があるだけで竜王の姿が見れない。だが、うっすらと焼き焦げた竜の首が近くにあった。
「っっっ!!、倒したのですか!?奴を!!つっ!!」
大声を出したせいで傷口が開いたのかとてつもない激痛が若い兵士に襲う。
「やめておけ、今のお前では話せるのがやっと何だ」
「、、、、はい」
「お前のポケットにポーションがあった、それを飲んで休んでおけ」
「はい」
「俺は村に戻る」
そを言い、ヴェドラは竜王の首を持ち上げ若い兵士をその場に残したまま村に向かった。
◆◆◆
一方その頃
ある怪しい黒い影が村の家に居た。
「ようやく、この村が我々の物となる」
「ええ、長年この時を待っていた。今頃奴らはワイバーンに殺されているだろう」
「、、、、」
怪しい黒い影は、生死の無い一眼の娘と一緒に何やら良からぬ事を話していた。
⭐︎⭐︎⭐︎
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