第13話 祥子SIDE 依存


省吾と暮らしてから数日……私の日常は大きく変わったわ。


危ないからと学校に行かせて貰えないし、やる事と言えば、省吾とSEXするだけ……家の中に居る時は殆どシャツと下着だけでいる。


そして、体……


何処で覚えたのか、省吾は私の乳首に注射を何回も何回も打った。


そのせいで乳首が伸び大きくなり親指の第二関節位迄あるし、ピンクだった筈の色が黒くなってきり、極めつけはピアスがされている。


そればかりじゃない……


私を他の男に取られたくのか、省吾は私に刺青をする。


あれから、更に刺青は増え『省吾専用牝豚』 と今度は大きく彫られた。


私は、省吾に償いをしないといけない。


気がつかなかったの。


本当に気がつかなかったんだけど、省吾のお金を巻き上げて弘毅と一緒に使ってしまった。


しかも、そのお金の多くは『省吾が体を売って作ったお金』だ。


何をされても仕方が無い……


だけど、恐いのは……省吾に捨てられる事だ。


今の私は……もう省吾以外の男から見たら……終わっているんじゃないかな……


省吾が学校に行っている時に鏡を見たら……気持ち悪い体になった気がする。


こんな黒くて長い乳首の女を抱きたい男がいるとは思えない。


乳輪も含んで黒いし、胸も垂れてきた気がする。


体中に気味が悪い図柄と卑猥な言葉と男の名前が入った刺青がある女......だれが好き好んで抱くの......こんな女抱く人居ないよね......自分が男ならタダでも抱きたくないよ。


そレばかりじゃない……最近では性器にピアスもされたし……


性癖も可笑しくなった気がするわ。


お尻も使うと省吾が言い出してからは、綺麗にする為に良く浣腸をする様になった。


最初は痛くて嫌だったけど、最近はお尻も気持ち良く感じるようになったわ。


抵抗が凄くあったの、だけど、今じゃ行為が終わったあとの口を使った掃除も普通にするようになったし、なんならお尻を使ったあとも喜ん口で掃除できる様になったの。


省吾は獣みたいに長い間行為をするのだけど……それが気持ち良くて愛おしくて堪らない。


快楽に溺れて、SEX以外欲しい物が無くなっていく.....


自分でも自分が可笑しくなっていくのが凄く解る。


『省吾限定の淫乱な女』に完全になっているわ、私……


これが愛なのかな……省吾に怒鳴られても叩かれても嫌いになれない。


今の私は……省吾によりゴミみたいな女に変わってしまった。


それなのに......省吾が愛おしい


姿も、性格も本当に変態にされてしまったのに......それでも省吾が好き......いや愛している。


男に浣腸をされて目の前で便を普通にする女なんてそうは居ない。


体中にこんな卑猥な言葉を刻まれた女なんて他には知らない。


そんな変態にされたのに......気にならない。


そんな事は……もうどうでも良い。


嬉しそうに楽しそうに、私を省吾が抱くのだからそれで良いし、うん気にならない。


愛されているのが良く解るし……省吾も気持ちよさそうだから……省吾が楽しんで使ってくれるならそれで良んだ......私は......


だけど……凄く不安で怖くなる事があるの。


それは『省吾が私に飽きて捨てたら』


それを考えると怖くなるし、涙が出て来る。


きっと、今の私を愛するような男は『省吾』しか居ない。


この気持ち悪い体に変態じみた性癖。


どんな変態でも抱きたいとは思わないよね……きっと。


だから『省吾に捨てられたら』私はきっと生涯誰にも愛されずに1人で生きていかないとならない……そんな未来しかない。


多分、今の姿を見たら両親も私を嫌いになる筈だ……


もう、私は『省吾にしか愛して貰えない』


だから、私は……省吾が喜ぶ事をこれからもし続けて……楽しませなければいけない。


『私……なんでもするから、これからも私を使って……そして愛して……省吾……そして捨てないで』


多分、私は、省吾に捨てられたら……生きていけない。


多分、自殺して死んじゃうと思うから……お願いだから......何でもするから


省吾......私を捨てないで。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る